<甲子園色>

川島淳
進藤は「への道」の心得、なんか考えてる?

進藤潤耶
「への道?」「への道」っすか?・・・・・・・・・。
いや、心はへの道よりも、熱闘甲子園に行っちゃってる面もあるんですよ。

川島淳
困るねー。こんだけしゃべってりゃー、なんとなくでも自分の考えまとまってくるもんだけどねー。

進藤潤耶
いや、でも、こんなこと話したら、こいつやる気あんのかと、思われるとつらいんですが、やる気はまんまんなんですが。

川島淳
やる気満々なの?伝わってこないねー(笑)。伝わってこないタイプだなー(笑)。

富川悠太
伝わってこないですよね(笑)。同期としてもはがゆ〜うい!!

川島淳
監督に嫌われるタイプだね(笑)。監督に使ってもらえないタイプ。いかに実力があっても。

進藤潤耶
いや、僕の一番の悩みは、さっきも言ったんですけど・・・。いや・・・結局選手にどこまで感情移入できるかっていうのが、不安で不安で。自分がホントに泣けるぐらい、そこまで入れるかどうかが・・・。

川島淳
それは別にスポーツマインドがあれば心配することはないと思うよ。

進藤潤耶
あとは、絶対自分の気持ちを相手に押し付けないようにしたい。で、特に、高校生って、僕以上にフリートーク下手だと思うんで、

川島淳
まあ、彼等のほうが上手いとは思うんだけど(笑)・・・

進藤潤耶
僕よりうまいっすかね(笑)。

富川悠太
それは痛い(笑)。

進藤潤耶
だから、それこそ僕が期待していること以外の事を、考えてる可能性が高いと思うんですよ。だから僕自身が高校生の頃に戻った、そういう純粋な心でなんか、テレビ局って言うものを使って、お前こう考えてんだろとか、こういう構成をしたいからこれこれこうとか、そういう失敗をしないようにしたいなと。あとは、甲子園の雰囲気って言うものを知らないので、そういう色に染まったらいいんじゃないかと。

川島淳
じゃあ、一つだけアドバイスしよう。甲子園の歌を覚えていきなさい。

富川悠太
たーたーたたーたたーた♪

川島淳
あの曲を聞いて鳥肌が立つようになれば、甲子園色に染まってるよ。

富川悠太
立ちますよねー。

川島淳
(熱唱♪)、しかも、オペラ風でね。(熱唱♪)

富川悠太
ホント、甲子園って、一歩踏み入れただけで、感動するって言うか。

川島淳
でも、それまでに甲子園を目指す球児達の熱き戦いを見てるからこそ、甲子園に行った選手達の思いが良く分かるわけよ。勿論全校を担当できるわけじゃないけれど、関東でさー、決勝戦はほとんど行くわけ、で、富川も、自分がしゃべったチームの選手達が決勝を勝ち抜いて甲子園に行った場合はまた気になるわけよ。

富川悠太
なりますよねー。

川島淳
で、見に行っちゃったりしちゃうわけよ。気付いたら新幹線とか乗っちゃうわけよ。1日休み取っちゃえとか。去年も甲子園行ってるんだけど、ピンクのIDカードを付けて、僕も来ましたって言ったら、みんなに、よく来たねって言われて、選手達からも、来てくれたんですかって言われるともう、仕事の枠を超えて自分の大きな財産になるわけ。僕も、3日間の休みを取らせていただきます。よろしくお願いします。

富川悠太
アナウンス部のデスクがどう反応するか(笑)。

川島淳
ま、甲子園を思いっきり、甲子園の予選を思いっきり楽しんで下さい。

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