「スーパーモーニング」
に出演中の下平さやかアナ
 

<自然にいこう>

大下容子
わたしは大体アナウンス部にきてモーニングをチェックして、今日はあんなネタでくるなとか、どれくらいの情報量とかチェックして・・・あたしが偉いなとか、すごいなとか思うのは、下平って、ホントね、自分のペースっていうのをきちっとしてるって言うか、どんな二ュースのときも変に色づけないで、こう、透明感を守っているって言うか、自分のしゃべるペースとかもきっと、巻いてる部分とかもあると思うんだけど、いっつも同じっていうのは、すごいことなんだよ。ほんとに。

下平さやか
いやわたし、部長に言われたんですよ。もっとテンポ出すときとそうじゃないときと・・・

大下容子
そうかな−?私はね、そうじゃなくてもいいと思うよ。なーんて、部長に怒られちゃう。

下平さやか
でも、部長がおっしゃたのは、うちの番組宣伝があったんですよ。で、そういうのは、番組本編と違うから、ちょっと話す速さやトーンを変えて、それで本編に入るのがいいんじゃない?っておっしゃってたんで。でもなんか、自分であんまりこうトーンを変えられないんで・・・

大下容子
そういうしゃべりをするんだから、逆にそれを大事にすれば、それはそれですごくいいと思う。無理して緩急とかは、いらないと思う。そういうことを意識してやろうとするほうが、不自然だったりする。

下平さやか
自然でありたいっていうのはありますよね。

大下容子
うん。だからあたしも、あえてしゃべろうと思わないんだよね。それは、言いたいと強く思えば勿論言うけど、なんか、あまりしゃべってないからしゃべろうとかは絶対思わないし、みんなの言うことを聞いてるのも自分の仕事だとも思うし。だんだん横着になってきたのかな?

下平さやか
そんなことないですよ。私もほんとそうだと思うんですよ。なんか、ちょっと語弊があるかもしれませんけど、私、ほんとアナウンサーで良かったと思うのは、タレントさんだったりすると、その場に居たらちゃんと自分の仕事をしてるっていうことをアピールしないといけないと思うんですけど、アナウンサーは、しゃべる頻度が少ないからダメとは見られないじゃないですか。それは我々に与えられた特権だと思うんですけど、ただそれは「さぼる」とかそういうことではなくて、スタジオで話してる人がどこ見ていいか分からなくて、そういうときに、私の顔見て話してくれればいいなとか思って、ただ、相づちうったりしてるだけとかも・・・

大下容子
そうそう、すんごい仕事だよ。

下平さやか
うん。そういうのって、ありますね。しゃべんなくても助けてあげられるとか「いい仕事した」とか思うんですけど。

大下容子
うんうん、だんだんそういう心境になってくる、前はホントにしゃべらないと全然仕事してないなーとか思ったけど、全然番組に貢献してないなとか。今もそれは全くなかなかいんだけど、心地よい雰囲気を作って、なんか見てる人がなんか心地いいなーっていうものをかもし出せるならっていうのは、大事かな−。

前のページに戻る 次のページに進む