大和田莫さんと一緒に
「ワイドスクランブル」
に出演中の大下アナ。
 

<表情の変化>

下平さやか
だから私いつも、反省会終わってワイドスクランブル始まる時間だから観てるんですけど・・・

大下容子
私打ち合わせ中。

下平さやか
お互い観るわけなんですけど。やっぱりなんか自分は、割と「暗い話題から明るい話題への切り替え」っていうのが課題なんですけど、そういうの全然できないんです。大下さんは気持ちがこもってるんだけど、次の話題を紹介するときにちゃんと切り替わってるって言う、前の事件の後に「もう笑ってんの?」って観てる人は絶対思わない。そういう切り替えのしかたが難しい。

大下容子
「さて」って言って、でもねあれね、私達ってまだ振ってるから・・・このあいだ大和田獏さん、今一緒にやらしてもらってるじゃない?あそこでしゃべらずに、じっとしてるのもけっこう辛いんだって。なんかね、私が「さて次は」って言うときにだんだんこう大魔神みたいな、15秒のうちに、だんだんこう変えていかなきゃいけないんだって(といって顔を変える)。あれ結構大変なんだって言ってた。

下平さやか
私考えたことなかった。

大下容子
そう。私も考えたことなかった。

下平さやか
けっこう自分だけが大変なんだと思ってた。

大下容子
そう。結構「がーん」っていう感じで、で、逆もすごく大変なんだって。結婚会見なんかで、「どうもいつまでもお幸せにー、おめでとうございます」って言って、「さて続いては事件です」なんとかなんとか殺人事件みたいな・・・(2人で苦笑というかほぼ爆笑)。なんか10秒位でさり気なーく移さなくちゃいけないらしくて。

下平さやか
その、表現として表情とか、口調とかを大事にしないといけないと思うんですけど、それがやっぱり、「いかに難しいか」っていうのを4月からモーニングに就いて始めて、感じました。

大下容子
そうなんだよね。今までは、スポーツニュースで、「ここがうまく読めなかった」とか、あくまで自分の反省だったの。でも、そういう類いのことじゃなくて「こういう入り方で流れを壊したくないな」とか、なんか・・・自分に関することではあるんだけど、調和みたいなのがすっごく難しくって。それを次に直そうと思っても、二度とそれと同じケースはないわけであって、「みんなの中の自分ってなんだろう」って部分で考えさせられる。・・・大丈夫ですか?

下平さやか
なんか蚊にさされちった(笑)。かいー。

大下容子
ハハハハ(笑)

下平さやか
まさに番組全体をどのように視聴者に伝えるかっていうことは、もしかして初めて考えたかもしれない。それと、ミュージックステーションもトゥナイトも楽しいお話だったんですよ。

大下容子
そーーう。私も基本的にスポーツって楽しい、いいプレーでしたとか、いいことだったから、もう何ていうの?ホントニコニコそのまんまそれを伝えようとしてるし、今なんかホントに一回も笑わない日とかあるもんね。そしてなんかね、口がへの字で固定みたいな。もう、どうやって笑って言いのか分からなくなってくる。普通の表情すら、自然な表情ができなくなってくる?

下平さやか
わかるわかる。

大下容子
私一回、先輩に、「お前事件のとき笑ってなかったか?」って言われて、全然そんなことないんだけど、なんか口が、普通にしてたんだけど、こう、なってて、そんなつもりじゃなかったんだけど、どんな顔して、聞いていいのかもわからなくなってくる。黙ってる時間がほとんどだから、そこでなんか仕事しなきゃいけない感じがして・・・

下平さやか
私、眉間にしわがよってくるんですね。ひどい話だなと思って聞いてるんですけど、時々それに気付くときがあるんですよ。そうしたらなんか、演技してるみたいに感じちゃうんですよ、いやそうじゃないのに。

大下容子
自然にしわをとらなきゃーとか、思わない?なんかこのままでもいいんだけど、なんかこれも嫌だなっと思ってくるんだよね。

下平さやか
なんか、自分でも一生懸命聞いたり、話したりしてることを、そのまま見てる人に分かって欲しいんですよね。

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