<心臓に毛が生えている?とんでもないっすよ!>

寺崎貴司

そりゃ好きで選んだ仕事ですから、タフにもなるとは思いますが、
あまりタフになりすぎるのも考えものですよね。
そう行った現場になにも気にしないで行けるようになったら逆におしまいではないでしょうか。
何事もなく1日が終わった事に感謝する気持ちが常にないと。

岡田洋子

寺崎さんは事件・事故の現場が多いから。その点、私の相手は生きている公人でしたからね。

寺崎貴司

ですから僕は管直人さんに直撃取材できた時は嬉しかったですね(笑)。
勿論配慮がなくていいというわけではないんですが、民主党本部前で菅さんに 「あのホテルで何をしていたんですか」と切り出していろいろ聞けて。
管さんも最後に「いろいろありましてね」とニコッと去って行ったんです。
その笑顔が撮れただけでも価値はあったと思いますね。

<悲しくなる報道グセ!>

寺崎貴司

好むと好まざるとに関わらず、24時間スタンバイは当然の世界ですからね。こればかりは、まあ仕方のないことですよ。
定時になればニュースをチェック。昼前にはテレビの前にいる、というのがもう癖になってますもの。
去年イタリアのホテルで何気なくNHKの国際ニュースを見ていた時はさすがに悲しかったですけど。(笑)


 
去年イタリアのホテルで何気なくNHKのBSを見てた時は
さすがに悲しかったですけど(笑)。

岡田洋子

でも私も海外に行ったら、とりあえずCNNつけてますよ。
それに時々、「スクープ報道」なんて書いてあると、売店で夕刊フジとかゲンダイを買っちゃう。
こんな自分って何だろうって思う時はありますよ。(笑)

寺崎貴司

そうしないと落着かないのかなあ。

前のページに戻る 次のページに進む