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11月4日 吹き荒れろ!女子めがね旋風
吹き荒れろ!女子めがね旋風
先日、番組の取材でアジア最大級の
「メガネ国際総合展」というところに行きました。
めがねアナウンサーという側面も持つやじまる、
責任と自覚を持って(!)報告させていただきまする。
その会場で、噂の「ペイリンめがね」をかけました!
ペイリンめがねとは…
アメリカ大統領選挙で渦中の人になった、
共和党の副大統領候補ペイリンさんのかけているめがねです。
彼女のかけているめがねは、
連日の報道でご存知の通り、
日本人の川崎和男さんという方がデザインしたものです。
販売しているのは増永眼鏡(がんきょう)という
フレームメーカー。
このメーカーは福井を中心に活動していて、
東京でも直営店でめがねを売っています。
現在この「ペイリンめがね」のブームで
てんてこ舞いなんだとか。
この「ペイリンめがね」、わたしも実際に
かけてみてとっても驚きました。
あくまで個人的な感想ですが、
まずこのデザインです。
ビックリするほど直線的です。
眉毛と目の間にあたる、
フレームの上部はカーブがなく、
本当にまーっすぐ!
ふちなしのめがねとはいえ、
とっても個性を主張していました。
無駄も丸みもなく、
必要最低限のものしか無いように見えて、
実はとっても個性的。不思議なめがねです。
男性的な雰囲気の中に、
かけてみると何もかけていないより
女性らしさが出るようなところが
あるようにも感じました。
テレビで見ていたときよりずっと
インパクトのあるめがねだということに
気がつきました。
まさに「勝負!」という感じの
意気込みを感じさせるものでした。
世界で見ると、およそ20%が
日本のめがねなのだとか。
驚きませんか?
世界の視力を支えているのは日本の技術なんです!
中でも福井県鯖江市は、
めがね職人さんやめがねの会社が
多く集まっている地域で、
めがねをかけている人なら「サバエ」を
知らない人はいない!という
恐るべしめがね地域なのです。
わたしも出張で福井を訪れ
高速で鯖江市を通過したとき、
めがねの看板が多く見えることに
大興奮していました。
いつか絶対行ってみようと意気込んでおりますっ。。。
今回の取材でインタビューに答えてくださった
増永眼鏡のスタッフの方は、
「このペイリン効果で、
女性がめがねをかけるということに
偏見を持つことが減る機会になれば嬉しい」
ということを話していました。
たしかに…近年、
格安めがねの販売からきた空前のめがねブーム。
でも、まだまだめがねへの偏見は
なくなっていないように思います。
殊に女性のめがね環境はまだまだ良いとは
言えないかもしれません。
テレビの中でも、バラエティ番組などでは、
時として本意ではないキャラクター設定のような
意味合いで使われることが多いかもしれません。
女性アナウンサーの仕事でも「教師風」とか
「家庭教師風」というような言い方で、
スーツ姿にめがねをかけて欲しいというように
依頼が来ることがあります。
これもひとつのキャラクター設定なのだと思いますが、
これは世間一般のイメージが、
「めがね=少し厳しい、きつい感じの印象の女性の身に着けるもの」
ということになっているのでしょうか。
よく聴かれることですが、
「アナウンサーはめがねではいけないのか?」
これに関しては絶対ダメ!ということはないのだと思います。
わたしも絶対ダメだといわれたことはありません。
しかし現在わたしは画面に映るときは
コンタクトレンズを使用しています。
もともと目が強いほうではないので、
花粉症の季節などは
めがねで出られたらいいのになぁと
思うことも多々ありますが、支障がない限り、
コンタクトレンズです。
「なぜ放送でめがねをかけないのか?」
といろいろ考えてみたことは何度もありますが、
実際問題、強い照明があたるスタジオでは、
フレームがあるものだと表情がきつく見えたり、
ふちなしだとレンズ全体が光ってまったく目が
映らなくなってしまったり…
と意外にもテレビの放送に
適しためがねはそんなに多くありません。
それに加えて、先述のように、めがねには
「意味合い」がくっついてくることも多いと
いうことがあるのかもしれません。
「わざと」という感じが拭えないのが実情です。
そういった女性のめがね環境を、
めがねフレームメーカーの方は
やはりよくご存知でした。
取材も忘れて、
わたしもとても興味深く聴いてしまいました。
ペイリンさんの出現は、
働く女性のひとつのアイテムとしての
めがねを定番づけました。
政治的なことはさておき、
その効果はわたしもワクワクして見守っています。
「めがねは顔の一部です」
というコマーシャルがありますが、
わたしのめがね人生のスタートのきっかけは
高校時代からの親友の存在でした。
彼女のめがねは、だいぶ個性的で、
柄にイルカが跳んでいたり、
飴細工のような美しい流線型の
黄色いめがねだったり…
めがねは自己主張のひとつなのだ
ということを体現してくれていました。
でも彼女はそんな個性的なめがねに負けていない。
今では彼女の存在もあってか(?)めがねは
ファッションアイテムの一部でもあると思っています。
今日のイメージにはこんなめがね、あんなめがね。
これはなかなか楽しいものですよ!
気持ちが優しくなったり、引き締まったり…
お化粧で女性は化けるとも言いますが、
めがねも人を何十倍にも良く見せてくれることが
あるように思っています。
フレームが切り取る日常の風景は、悪くありません。
ちょっと小難しく書いてみたくなりましたが、
要は、やじまるは「めがねにはめがねー」
ってことです。
おやじギャグは…お嫌いですか?うぎゃう!
ではまた次回L0−0」
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