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10月13日 「空を見上げて・・・」

残暑が終わりようやく秋に入るといった季節の変わり目
伊藤里絵さん(平日)と前田有紀先輩(土曜日)の代理で「やじうまプラス」のお天気コーナーを担当させていただきました。

台風が来たり、まだまだ暑かったり、急に肌寒くなったり天気にも細かい動きがある時期に一週間天気を担当してみてとても多くのことを感じました。

これが記念すべき初日の写真です

伊藤さんに教わったことで衝撃的だったのは、
晴れ=良い天気、雨=悪い天気
いつもこれが正しいとは限らないということです。
たとえば、水不足の地域にとっては雨が良い天気かもしれない、といったことまで考えずに「今日は晴れで一日中良いお天気です」と言ってしまうところでした。或いは「〜かもしれません」というか「〜です」というかということでも天気予報は印象がだいぶ変わってきます。ことば一つとってもなかなか難しいということを知りました。

 これは松井アナが撮ってくださいました。

そしてもうひとつ。
朝の番組に出るということで感じたこともたくさんありました。
「やじうまプラス」はわたしも普段起きてから会社に行くまでの時間で見ていますが、朝のこの時間がどういうものなのかということを改めて考える機会になりました。
土曜日やじプラ2 これは土曜日の放送された模様です

朝は出来れば1分でも多く寝ていたい、出かける前にこれだけは知っておきたい、そんな気持ちに応えるために本当にたくさんの心遣いが必要なのだと言うことがわかりました。
特に天気予報というのは、その日に着ていく服装や持って行く荷物にまで影響が出る大切な「情報」です。外にいるわたしが今どんな服を着ているのか、どんな気温でこれからどうなるのか、そういったことをわかりやすく伝えるのは本当に難しかったです。
わたしが間違ったことを言ったら、今日それを見てくださった皆さんが風邪を引いたり雨に濡れてしまったりするのだ…と思うとすごく責任重大な仕事だと思いました。

個人的に大きな収穫だったのは空を見上げるのがもっともっと楽しくなったということです。どんな雲が浮かんでいるのか、風は暖かいのか冷たいのか。感じたことを言葉にする難しさはありますが、うまく表現できたときの喜びは何にも代え難いものがあります。

今、この文章を書いている部屋にはかぐわしい風が入ってきました。
10月はじめに必ず出会うあの香りです。
キンモクセイが咲き始めています。わたしはこの香りが本当に大好きなんです。ほんの少しはなびらが開いただけで香ってきます。そしてあっという間にその香りが終わってしまうのです。1週間〜2週間くらいで香りがしなくなってしまいます。足音も立てずに現れて消えるキンモクセイの季節。わたしが一年の中で一番好きな季節です。


お天気担当だった一週間、やじうまプラスのHP内に「やじまゆうこのやじうま日記」というものを書かせていただいていました。そちらも併せて御覧ください。
http://www.tv-asahi.co.jp/yajiplus/

 

 
 
    
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