歌舞伎座のさよなら公演に行って来ました! |
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学生時代に学校の行事で観たことはあったのですが、
当時の記憶はほとんどまだらで演目すら覚えていない始末。
その為、今回は「初めて」という気持ちで歌舞伎を観に行って来ました。
歌舞伎座のさよなら公演は連日大盛況で、
私が行った日も入場を待つたくさんの人で劇場前は溢れかえっていました。
もちろん、その日も満員御礼です。
開場を待っている時に印象的だったのは、
皆さんが歌舞伎座の写真を何枚も撮っていたこと。
やはり建てかえられる事がさびしいんですね。
入れ代わり立ち代わり劇場全体が入るスポットでシャッターが切られ、
皆さん別れを惜しんでいました。
三月大歌舞伎の演目は「元禄忠臣蔵」
私のような初心者にはぴったりの、誰もが良く知る赤穂浪士の物語です。
一緒に行った母の勧めで解説を聞くことのできるヘッドフォンを借りて、
いざ席へ。 |
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母によると、このヘッドフォンがあるのとないのでは、
理解度に天と地ほどの差があるというのです。
幕が上がって、その意味がすぐにわかりました。
どこかで演目を見ながら解説者が話しているんじゃないか、というほど、
素晴らしい間合いで解説が入るんです。
もう完璧なまでに、ぴたりとはまっている感じ。
台詞を見逃すことなく、歌舞伎がより深く楽しめるんですね。
「ここに注目すると面白いんですよ」
「ここからが見せ場です」
「今出てきた俳優は何々屋の誰々」
など、とにかく肌理細やか。
借りて大正解でした。
さて、歌舞伎鑑賞で最も驚いたのが、
演目を観ながら食事を取ることが許されていることです。
会場の中でも鯛焼きなどが売られていて、
それを食べながら歌舞伎は鑑賞ができるんですね。
これは歌舞伎通の方にとっては常識かもしれませんが、
私は大層驚きました。
今回は夜の部を観に行ったのですが、開始が4時半で、終わりは9時過ぎ。
さすがに終わるまで待っているとお腹が空いてしまうので、
私達もお弁当を買って行きました。
まずは、この「たまごサンド」です。 |
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からしマヨネーズがぬられた食パンに、
出し捲きたまごがはさまっているんですよ。
私が大好きな喫茶店のサンドウィッチで、
この日の為に前もって予約をしておきました。
二品目は、「小倉トースト」 |
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粒餡の入ったホットサンドといった感じです。
程よく焼き色のついたパンには塩がすこーし振られていて、
それが餡子の上品な甘さとバッチリ合うんです。
もうとにかく絶品!!!
“カリッ”“サク”な歯ざわりがたまりません。
最後に手作りプリンを食べて、食事終了。 |
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歌舞伎座のホールにあるソファで美味しく頂きました♪
この度の元禄忠臣蔵では、市川団十郎さん、片岡仁左衛門さん、
松本幸四郎さん、それぞれの大石内蔵助はどれも味わい深く、
初めての歌舞伎鑑賞は感動でいっぱい。
歌舞伎をもっともっと知りたいと思いました。 |
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