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9月26日 スーパーモーニング 『ブログもテンポアップ』

ウェストサイドストーリー (2007/09/19) ★★

劇団四季の「ウェストサイドストーリー」を観に行ってきました!
この名作、名前は聞いたことがあったのですが、
実は今回が見るのは初めて。
明るい青春物語というよりは、
現代にも残る様々な問題が織り込まれたストーリーで、
見て終わった後も考えさせられるものがありました。


印象的なミュージカルでした・・・

舞台は50年代のニューヨークの下町、ウェストサイド。
イタリア系移民のジェット団と、プエルトリコ系移民のシャーク団によって、
毎日激しい縄張り争いが繰り広げられています。
そんな中、ジェット団のトニーと、
シャーク団のリーダーの妹、マリアとの間に禁断の愛が芽生えます。
その愛故に、ストーリーはどんどんねじれ、
想像を絶するエンディングへと突き進んでいきます。

今回、舞台を見ていて感動したのが、ダンスです。
特に、縄張り争いや喧嘩を表現する時の踊りはとても激しく、
見事な緩急で観客を引き込んでいました。
台詞が何もないにも関わらず、振り付けと音楽だけで、
怒りや恐れなどの感情が伝わってくるのです。
また、アメリカで始まった新しい人生を、プエルトリコ系移民の女性たちが歌いながら踊るシーンも、明るいトーンの歌にも関わらず、
“プエルトリコにはもう戻れない”という悲しみが込められていて、
その当時の人々の苦悩がよくわかりました。
とても印象的なシーンでした。

以前観に行ったブロードウェイ・ミュージカル「ヘアスプレー」とは違って、
ウェストサイドストーリーのフィナーレは衝撃的でした。
そのあまりの衝撃に、舞台が終わった後も、
しばらく席でボーッとしてしまいました。
なんだか暗闇の途中で終わってしまったような感じだったのです。

貧困、差別、偏見。
愛があっても乗り越えられるないものってあるのでしょうか・・・
改めて、その現実をつきつけられた気がしました。


劇団四季「秋」劇場で行われています。
 
「スーパーモーニング」のホームページのアドレスは下記の通りです。
http://www.tv-asahi.co.jp/morning/

   
 
    
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