私事ですが。
私の実家は代々小さな呉服屋を営んでいるため、
子供のころから、日常的に様々な「和」的要素があふれていました。
電車ごっこに使うヒモはきものに使う腰紐だったり(渋っ)。
常備してあるものさしが、「○m○cm」、ではなく、「○尺○寸」表記だったり(!)。
植物図鑑を見るように、「家紋台帳」をパラパラめくって遊んだり。
中学、高校の多感な時期には、
「なんでうちだけ、朱色の筆で「初売り」と縦書きで手書きなのか。今どき手書きって・・・。」
「なんで問屋さんとのやりとりは電卓じゃなくそろばんなのか。しかも5つ珠・・・。」
「・・・伝統って何だよっ!」
と、時代の最先端にあこがれていた私には、
むしろこの保守的な空気に疑問を抱く時期もありました。
しかし、年を取るとその良さが分かってくるのですね。
今では、実家に帰るたび、
「おお!ディスカバリージャパン!!」と、
実家なのにもかかわらず、感動することもしばしばです。
そんな私が、今回「きもの文化検定」のテキストを読み返して改めて思ったこと。
やっぱり、きものって奥深い!
楽しい!もっと着なきゃもったいない!!
と、更なる「きもの愛」が芽生えたのであります。
日本がどんな歴史をたどってきたのか。
昔の人がどんな暮らしをし、どんな衣服を身につけ、
どんな文化を生み出してきたのか。
きものを通じて分かることって、実は沢山あります。
きものについて、日本の文化について、詳しくなれる。
日本に生まれてよかったなと、しあわせでちょっと誇らしい気持ちになれる。
そんな、楽しい楽しい検定だと思います☆
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