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11月29日 今回は、「キューティーブロンド ハッピーMAX」をご紹介

 
私はこの日をひそかに待っていた。私の心をギュっと掴んで離さなかった、あの『キューティ・ブロンド』が、パワーアップして帰ってくるのを!

カリフォルニアのスーパーリッチな家庭で、のほほんと生まれ育った、おしゃれ大好き、超キュートなブロンドのヒロイン、エル・ウッズ。
第一作では、そんな筋金入りのお嬢サマが、自分を振った恋人を追いかけて猛勉強→ハーバードのロースクール入学→努力結実、法律家に!という、信じられないような成功をつかむ様が実に痛快に描かれていた。

そんなエルが今回はなんと、アメリカ政界に進出!?
ハーバードロースクールを卒業したエルは、大手法律事務所の一員として働いている。3ヵ月後には結婚式も控え、公私ともにノリノリ。エルは結婚式に、愛犬ブルーザー(チワワ)の家族も招待しようと思いつく。そこで名探偵を雇ってブルーザーの母親の居場所をつきとめるが、なんと、化粧品会社の実験動物にされていた!早速、実験動物の保護を事務所に提案するが、あえなく却下、おまけにクビに・・・。

そこでへこたれないのがエル。「法律を作ればいいのよ!」。思い込んだら止まらない彼女は、動物実験禁止の法律を作るべく、ワシントンDCへ。

意気込んでアメリカの政界に乗り込んだものの、エルの格好はピンク一色超ド派手、しかも小脇に愛犬ブルーザー付き、と、お堅い政治の世界では浮きまくり。しかも同僚に初日から嫌がらせを受け、前途多難。ポジティブなエルでも、今度ばかりは相当こたえる「ワシントンの掟」嗚呼無情ナリ。果たして、「ブルーザー法案」は無事成立なるか??

自分の愛犬の問題がアメリカ政界進出にまで発展するなんて、前作以上に「さすがキューティブロンド!」と言える大袈裟ぶりである。しかし何故だろう。
爆笑を誘うハチャメチャなストーリー展開なのにも関わらず、最後、ディープインパクトの如く押し寄せる感動の高波たるや!!・・・それは、ひとえにエルというキャラクターによるものだろう。

「ワシントン流だか何だか知らないけど、私はエル流で法案を通過させてみせる」どんなにツライ状況でも、この「エル流」を貫き通す彼女に、すっかり魅了されてしまうのだ。驚異的な前向きさや、健気さ、人に対する優しさ、女も惚れる程のかわいらしさ。大きな壁に向かって、ひるむことなく笑顔でぶつかって成功をつかむエルの姿に、ポンと背中を押されたような気持ちになる。どんなに激しく落ち込んでいても、彼女を見ていると元気にならずにはいられない。そんな、不思議な、強烈なチカラを持ったヒロインだ。

エンドロールの流れるスクリーンに向かって、心の声でお伝えしておいた。
「ウーン、今回も勇気をありがとう、エル!!」と。
なワケで、見終わった後、心なしか背筋がピンと伸びているであろう皆さんに、
乾杯!

■作品データ/『キューティ・ブロンドハッピーMAX』
監督:チャールズ・ハーマン=ワームフェルド
脚本:ケイト・コンデル
撮影:エリオット・ディヴィス
美術:ミッシー・スチュワート
音楽:ロルフ・ケント
出演:リーズ・ウィザースプーン、サリー・フィールド、レジーナ・キング、
ジェニファー・クーリッジ、ブルース・マッギル、他
配給:20世紀フォックス/2003年/アメリカ/95分

※11/15(土)よりみゆき座ほか全国東宝洋画系にてロードショー

『キューティ・ブロンドハッピーMAX』
http://www.foxjapan.com/movies/happymax/

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佐分アナの近況
さびしいことに、秋ももうそろそろ終わり。
木々の葉っぱが全部枯れて散ってしまわないうちに、生き物たちが冬に向けて「小休止」をはじめないうちに、残り少ない秋を堪能すべく、九州は熊本、阿蘇〜黒川温泉と、「深まる秋を感じる温泉旅」へ行ってきました。
写真は、阿蘇の大観峰で、阿蘇の牛さんたちのミルクたっぷりのソフトクリームを食す私です。おいしかった!!!

やはり食に走る私でしたが、
紅葉も、一面黄金色の原っぱも、スバラシく美しいものでした。

これから、寒くなりますね。。。

   
 
 
    
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