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7月16日 『10日間で男を上手にフル方法』をご紹介

 
「全米の女性の圧倒的な支持を受けた『使えるラブストーリー』、満を持して日本上陸!」
・・・「男を上手にフル方法」?しかも、10日間で?
実に鼻持ちならないタイトルである。

「お誘いが山ほどあって、断るのがタイヘーン!
どうやったら相手を傷つけずに短期間で別れられるのかしら」
これはそんな「勝ち組モテモテ女」の共感し難い悩みに応えた画期的な映画?
イヤ、そんな由々しき内容の映画ならば、
世の多くの女性の支持を得るどころか、バッシングの嵐が巻きおこるはずだ。

そんなわけでこの映画、
ずいぶん前から気になって仕方がなかったのである。
意気込んで試写に臨んだ私であった。

主人公アンディ(ケイト・ハドソン)は、全米の女性の圧倒的な支持を得ている雑誌「コンポージャー」のライター。大学院卒の彼女は、本当は社会派の硬派な記事を書きたいのに、ファッションや恋愛に関するハウツーものの記事を担当している。そんなある日、同僚のミシェルが、なんと「付き合って七日でフラれた」と。ミシェルは魅力的なのに、どうしていつも・・・。そんな疑問がヒントとなり、次号の特集記事のテーマが決まった。
「How to lose a guy in 10 days」
幸せを長続きさせたいのに、続かないのはなぜか。では逆に、どうすればたった10日間で別れに至るのか?それを実際に体験。男性が嫌がるであろうあんなことやこんなことをやり尽くし、相手の反応を観察。相手を辟易させた挙句、10日以内にフラれるよう仕向ける。その経過を振り返り、恋愛におけるタブーを伝授するという、「逆」恋愛マニュアルとも言える記事である。 
まずは相手を探すところからスタート。週末のバーで、格好の実験台、広告マンのベン(マシュー・マコノヒー)を見つけたアンディ。順調に実験開始。しかし、実は、相手にも様々な思惑があって・・・。更にアンディったら、実験のはずが、気づいたらベンを本気で好きに・・・?猶予は10日。果たして実験は無事成功となるのか?どうなるアンディ!?

特筆すべきは、アンディが頭をフル回転させて実践する恋愛のタブーの数々がコメディタッチで描かれていること。ワガママ、ベタベタ、お節介、ヒステリー・・という、女ならではのイヤラシイあの手この手を駆使され、そのたびに唖然とするベン。この2人のやり取りは痛快そのもの。笑いが止まらない。

同時に、アンディの行為に「もしかして、私も同じようなことしているかも!」と、イタいところをサクリと突かれるのも否めない。「私は大丈夫かな」という微妙なラインを、コソっとくすぐってくるのだ。「恋愛を長続きさせたいのに・・・」という悩みは、全世界の女性に共通しているのであろう。そんな身近で切実なテーマであるだけに、アンディの実践する「必殺!男を引かせる行為」は、到底、他人事とは思えないのだ。ヒトの振りみてわが振りなおせ!の心境だ。

更にこの映画が女性をひきつけてやまないのは、ヒロインの魅力にある。アンディは一見すると才色兼備で怖いものナシ、完璧で憧れてしまう。しかしながら、実は私たちと同じような悩みも弱みも抱えているし、傷つくときには思いっきり傷つく。それでも一生懸命、仕事に恋にぶつかっていこうとする彼女に、共感せずにはいられない。最後にはすっかり、アンディの虜である。

恋愛マニュアル、痛快コメディ、純粋なラブストーリー・・・いろいろな要素を兼ね備えた、「一粒で何度もおいしい」これはまさにそんな映画。女性の皆さん、ぜひ、映画館へGO!

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佐分アナの近況
同期入社のMさんが、
この春、なんと一児の母になりました。おめでとー!
そんなわけで、先日初めて赤ちゃんを見せてもらいに、お家へ遊びにいきました。
名前は「はると」くん。
そのかわいらしさは超人級!!
まさに、「神様の国」の住人でした。
それにしても、すっかり「優しいおかあさん」の顔をしていた同期、妙にまぶしかったなあ・・・。

   
 
 
    
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