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4月28日 『マイ・ブラザー』を観てきました。 |
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遅まきながら、韓流ブーム。
去年、「ブラザーフッド」を観たとき、チャン・ドンゴンの瞳の強さに圧倒され、わたしの好みのタイプはチャン・ドンゴンで決まり、と静かに呟いたものです。
そうそう。イ・ビョンホンが六本木ヒルズにやってきた様子がテレビで流れたとき、
ウィンクして指を鉄砲の形にするポーズに、眩暈がしたっけ。
くらくら。
最新作の「甘い生活」も見たいなぁ。
ヨンさまの魅力については、他の方の口を借りるとして、
韓国四天王、残すは一人、ウォンビン。
あのちょっと甘い雰囲気が、私にはちょっと可愛すぎる、と腰が引けていました。
が!
ロードショー前に試写で観てきました。ウォンビン主演「マイ・ブラザー」。
やんちゃで、どうしようもない可愛らしさと、男らしさが見事に同居していました。
韓国語で何と言っているかは分かりませんが、
「ちぇ、何だよ」みたいな顔が、きゅん、とするほどよかった。
もうすぐ芸能活動を休止するようですが、休止する前に拝めて(?)よかったと思いました。
ではでは、↓に映画コラムを。
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『マイ・ブラザー』
私には姉が二人いる。
3つ上と、2つ上。
大忙しで三姉妹になって、あっと言う間に、末の私も30歳になろうかとしている。
早いなぁ、というのは親のセリフか。
ある日何気なく、姉に
「お尻が冷えるんだよね」と言ったら、
「お姉ちゃんもだよ」と言われ、びっくりした覚えがある。
冷え性の人は多いけれど、私のようにお尻が冷えちゃって・・・という人はまわりにおらず、悩みを分かち合えないというか、
血液型で言えば、大多数のA型でもマイナスなんだよね、というような感じ?
だから、こんなにも近くに、同じような人がいるなんて!と
ちょっと抱きしめたい気持ちになりました。(しませんけど。)
考えてみれば、同じ両親から産まれ、同じような体型をしているのだから、当然といえば当然だけれど、
背中コリ(肩の下あたり)やら、腰痛やら、ちょっと低血圧だったりと、
同じ!同じ!のシュプレヒコールなのだ。
同じような人間だけど、全く違う人間で。
離れているようだけど、しっかりつながっていて。
姉妹ってそんなものです。
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小さな町の片隅の、母子家庭。
母は女手ひとつで二人の息子を育てている。
体が弱い兄ソンヒョンは、自らの思いを上手く言葉に出来ない分、体の中から湧き上がる感情を詩に書き綴る。
弟ジョンヒョンは、暴れることでしか自分の存在を見つけられない。
二人は全く対照的な兄弟。二人はそれぞれの道を歩み始める。二人で支え合って生きることの本当の意味を手探りで探しながら。
ある日、ジョンヒョンは不良グループのリーダーから因縁をつけられ、決闘をすることになる。
ジョンヒョンが形勢不利になったとき、大人しい兄・ソンヒョンが相手に立ち向かう。殴られても殴られてもソンヒョンは弟を守るために相手の足を掴んで離さない。
この喧嘩には、兄弟に軍配が上がったけれど、
母親が学校に呼び出され、先生にこっぴどく叱られてしまう。
ところが、母は二人にこういうのだ。
「どちらかが苦しめられていたら、2人で立ち向かいなさい」
母が教えたのは、理屈ではなく、兄弟の絆。
兄と弟。
両親に対しての気持ちとも違い、友達の距離感でもない。
お互いにコンプレックスを持ちながら、越えたい相手でもあり、守りたい相手なのだ。
絆。
恋人同士をつなぐのが細い糸ならば、絆はロープほどの逞しさがある。
切っても切れない安心感と、切れない故のもどかしさ。
それらを撚っていくほどに、絆は強くなるのでしょう。
ソンヒョンとジョンヒョンの兄弟のように。
そのロープのような絆で、心を締めつけられたようだ。
痛いのか、悲しいのか。
それとも愛を感じるからなのか。
涙が止まらなかった。
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末っ子の私が家を出てから、もう2年が経つ。
今実家は、チワワの子犬が生活の中心。
おしっこが上手く出来た、とか
ご飯をいっぱい食べた、とか。
“待て”が出来るようになった、とか
両親は、子犬のすることの一つ一つが嬉しいようだ。
この子が家にやってきたとき、母はこう言った。
「この子にも“ま”をつけよう」と。
姉二人、そしてわたしも、みんな「ま」の付く名前。
毛並みは見事な栗色の子犬。
名前は「マロン」。
マロンは、今日も元気に走っております。
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こんな小さかったのですが・・・ |
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手が手袋みたいに
白いのはそのままです。 |
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