モロッコ、マラケシュ。
18kmの城壁に囲まれた、混沌の街。
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旧市街にある、ジャマ・エル・フナ広場を歩いた。
北側には、世界最大規模と言われるスーク(市場)が広がっている。
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カフェの最上階から |
塗りつぶしたように鮮やかなバブーシュが並ぶ。
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果物シロップのような、ミントティーのグラス。
繊細でこそないが、豪奢だ。 |
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陶器、真鍮食器、香辛料…。
スークには、一切値札がない。全ての商品は、店主とのやり取りで値が決まる。
大抵は、相場の約10倍から商談が始まる。 |
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雑踏とロバをかき分け、さらに奥へと進む。
赤土の路地は枝葉のごとく広がり、途端に方向感覚を失う。 |
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広場に戻る頃には、日は落ちていた。
困憊の末、シナモンティーの屋台に立ち寄る。
強烈な甘みとスパイスが、喉元に噛み付いた。 |
練り菓子付きで、5DH(約75円) |
蛇使いの笛の音、大道芸人のアクロバット、屋台から立ち上る煙。
夜が更けても、スークは灯りと喧騒に包まれる。 |
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小さな友情も、パーカに包まれる。 |
友達どうしではんぶんこ |