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Vol. 10  「空」  (2003/01/10)

早朝勤務になって、ふと気づいたことがあります。
よく、空を眺めるようになりました。

毎朝3時に出社して、退社するのはお昼ごろ。
今までは、昼間外に出ることなんてありませんでした。
こんなにも、日差しは眩しかったのか。
こんなにも、空は透明だったのか。

空の表情も毎日変わります。
天気によって、気持ちによって。

大好きな詩人、吉野弘さんの詩を思い出しました。

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「静」
青空を仰いでごらん。
青が争っている。
あのひしめきが
静かさというもの。

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「青」と「争」で、「静」。
落ち込んだ時に見上げると、心にハッカの風が吹く。
いつだって、静かな気持ちになれるのです。
   
 
 
    
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