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  「明治神宮から、あけましておめでとうございます」(2002/1/17)

 
年末年始は、明治神宮で過ごしました。
大晦日の夜から、元日の夕方まで。
合計4回の中継を行いました。

全ての中継が終わった、元日の夜。
バタバタしてしまい、結局、参拝し損ねて、
心身共に空っぽになっていましたが…。
最後の最後で、明治神宮からお土産をもらいました。

「ただいまぁ〜(誰もいないけど)」

我が家の玄関先にて。
靴の裏に挟まった、玉砂利がぽつりぽつり。
「お帰り」の代わりの「音」でした。

オレンジの光に灯された神殿は、
いつまでも夕暮れのようでした。

キラキラと降る賽銭は、投網漁に見えました。
大きな網にかかる、銀色のトビウオ。

中継で失敗して落ち込んでいたら、
先輩ディレクターが「1点取られたら2点取り返せ!」と。
そう言えば、今年はワールドカップの年です。

社会人2年目。
世の中では、自分の想像を絶するほどのたくさんの出来事が起きていました。
楽しいこと、悲しいこと、残酷なこと。
「知る」と同時に「感じる」。
時々、心のコントロールが出来なくなります。

それでも。
溢れる情報から目を逸らすことなく、決して、心を麻痺させることなく。
私は、強くなりたいと思っています。

「感性を表現するには、技術が必要。」
上司から頂いた年賀状のメッセージを、胸に。

これからも、どうぞよろしくお願い致します。

 
 
    
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