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9月26日 高橋尚子選手、金メダル獲得!!

やりました!
高橋尚子選手、金メダル獲得!!

女子マラソンのレース中、放送席で実況中の森下アナウンサーのサブをしていた私は後半かなり興奮してきて、通過タイムから5キロごとのスプリットタイムを計算するのさえおぼつかなくなってしまいました。


64年ぶりに
メインポールに日の丸が翻った
本当に実力がある選手というのは、あっけないほど、すんなりと金メダルをとってしまうものなのですね。

極限まで鍛える練習メニューを作った監督と、それを素直に実行してきた選手。

さらに、食事や体のケアーなど、チームが一丸となって、「世界一になりたい」とやってきた成果でした。

レース展開を振り返ってもらって、びっくり。
すべて、小出監督の指示どおり。
「17キロ過ぎの折り返しで、体があったまってくるから、そしたら飛び出せ。
それでもまだついてくる人がいたら22キロでスパートして、ふるい落とせ。
まだいたら35キロぐらいでまたスパートだ。」

最後のスパート地点になると思われる場所のすぐ近くに一軒家を借りて、シドニー入りしてから毎朝、この最後のスパートの場所になるであろう30キロから38キロを走っていたといいます。
知り尽くした場所で、あたりまえのようにスパートを見せた高橋。

この42.195キロのコース試走も全部で7回おこないました。
有森がアトランタで試走した回数と同じです。

今回出場した選手でここまでやった人はほかにはいないでしょう。

「微に入り細をうがつ」小出采配の大勝利。

レース後高橋にひげを剃られた監督ですが、まだ、タバコはお預けです。

世界最高記録をまーくしたらタバコは解禁になるんだそうです。

その日も遠くはなさそうですね。


レース後小出監督のひげをQちゃんが剃った

 
スポーツ古今東西
 
モスクワ大会に始まり、ロス、ソウル、さらには冬の大会も経験し、シドニー大会がなんとオリンピック取材10回目になる宮嶋泰子アナウンサー。取材ではその選手の持っている「根」を掘り起こそうと歳甲斐もなく?大声を張り上げて走り回り、スポーツを縦から見たり横から見たりと大忙し!他とは一味違うスポーツ企画をこのコーナーでぜひお楽しみください。
 
 
    
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