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5月19日 フィギュアスケート山田満知子コーチの選手育成マジック


こちらは2006年、長野県野辺山合宿での村上佳菜子ちゃん。当時11歳です。
子どもを教えるのが大好きという満知子コーチの下で、すくすくと育ってきました。
踊るのが得意なカナちゃんにぴったりの鮮やかなピンクの衣装です。 

山田:「あれもみどりちゃんのお古なのよ」


   

満知子マジックで、子どもたちのやる気がぐっと上がります。

佳菜子:「将来の夢は満知子先生みたいな先生になりたいです。」


   


あれから5年、大好きな満知子コーチと一緒に海外の試合に出られるようになった村上佳菜子さん。

もちろん練習では厳しいコーチですが、プライベートではやさしいおばあちゃん。

「かわいい、」「買おうかなこれ」


  

  

  

普段の生活からコミュニケーションをとって、選手の性格をしっかりと把握。
揺るがぬ信頼関係が築かれていきます。


   

   

町のおばちゃんコーチであり続けたいという満知子コーチ。
みんなに愛される選手たちが誕生していく理由が少しわかったような気がします。


   



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編集後記

スポーツの取材を長くやっていると、さまざまなコーチに出会います。
しかし、最終的に、どんなにコーチが綱を引っ張っても、選手が動かなければ、そこで終わりです。

上手に選手のやる気を刺激して、選手自らが動き出すことが何よりも大事です。そのためには、練習が楽しくなければなりません。選手がやる気を出したら、そっとアドバイスをして道案内をしていく。これが理想的なコーチの姿なのでしょう。

Coachとはもともとはハンガリーの村の名前です。その村で初めて乗り合い馬車が用いられたことから、今では長距離用バスのことをCoachといいます。そこから、乗客を目的地に連れて行く人、すなわち、スポーツの指導者をコーチというようになりました。

選手が望む目的地に、しっかりと道案内をしていく人。
本物のコーチが日本にどれだけいるでしょうか。
あなたのそばにはいらっしゃいますか?


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