前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィールトップ > エッセイバックナンバー
 
 
10月28日 寿司職人が8週間で誕生?!


寿司を握るために爪を短くした松尾です。


さっぱり。


SUSHI…
それは世界が認める日本の料理。
SUSHIに魅了された者たちが、SUSHI CHEFを目指して、ここに集う。
8週間で寿司職人を育てる学校。
一体どんな授業なのか、現場に直行してきました。

先生は、寿司職人歴50年のベテラン。


先生と一緒に。


イギリス、フランス、オーストラリア、カナダ、ブラジル、中国などから
生徒が集まり、通訳を介して英語で授業が進みます。
中には、この寿司スクールのためにフランスから来日した女性も。
想像以上にピリピリした雰囲気。生徒の本気度が伝わってきます。

1限目は『マグロの握り』。
冷凍マグロの捌き方を全員で見学。
その後、一人ひとりにブロックが分け与えられ、
それぞれが握り用にカットします。
ここで登場したのは、秤!
1枚当たり13gになっているかどうか確認しながら、
厚さが同じになるように練習。
その後、シャリを使って黙々と寿司を握ります。
1,2,3,4,5,6,7手。
山葵を乗せ、ネタを乗せ、握る。滑らかな動き。
作り上げたものを、再び秤に乗せ、また重さを確認。
全部作り上げたと思ったら、
あれ?ネタをはがして、シャリをおひつに戻しました!
作っては崩すという作業を、何十回と繰り返すんです。
おかげでおひつの中のシャリは、山葵で緑色。


WASABI RICE!?


繰り返すことで、握り方を体に叩き込み、覚えさせているようでした。

2限目(10:50〜12:30)は寿司ロール作り。
その後、昼食に自分たちで作った漬け丼を食べて、



なんと私たち用にも先生が作ってくださいました。食べかけですみません。


3限目(13:20〜15:00)は握りの実力チェック。
3分間で18貫握れるか、そのスピードはもちろん、
ネタの厚さ、シャリの重さ、形が同じになっているか、
厳しいチェックが入っていました。


お隣のクラスから授業で作った鰯の握りもいただきました。生徒さんは、自分で握った山のような数の握りを食べていました。


朝9時〜昼3時まで、週5日、休みなく実技の訓練を受ける彼女たち。
他にも、包丁の研ぎ方、衛生管理の方法、仕入れ、
魚の捌き方、卵焼きの作り方を学ぶほか、
握りのレッスンでは、築地で入る魚のほとんどを網羅するそうです。

寿司職人になるには、寿司店で修業を積むのが伝統的な流れ。
ただ、日本語を喋れない外国人がその世界に入るにはハードルが他界のも確か。
2〜3年食材に触らせてもらえない板前修業と違って、
初日から実技を学べる凝縮した内容も魅力の一つだそうです。
授業料は、8週間コースで85万弱。
安いか高いかは、その人次第?

おまけ↓


私が教わりながら作成した寿司(シャリのみ)。進化の過程が見られます…。
   
 
    
前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィールトップ > エッセイバックナンバー