先日買った卵が夏に比べてやけに大きかったことに、季節の移り変わりを感じた松尾です。
鶏も夏バテを乗り切ったんですね。
二十四節季の『霜降』(この頃霜が降り始めるということだそう)を過ぎ、
いよいよヒンヤリしてきました。
テレビ朝日周辺では、
大晦日まで続くイルミネーションの試験点灯が行われ、
これから一気に冬に突入する予感がします。
皆さま、風邪をひきませんように。
さて先日、神秘的な光景を見ました。
半世紀ぶりに井戸が開封され、そこに立ち会ってきたんです。
50年間蓋をしたまま、開けられることのなかった井戸。
井戸があるのは、横須賀市浦賀。
周囲は、木々の生い茂る山に囲まれ、浦賀港との間に住宅地が広がります。 |
「太平の眠りを覚ます上喜撰たった4杯で夜も眠れず」
こんな穏やかなところに黒船が来たら、今でも仰天してしまいそう。 |
近くには『ロト』の宝くじが当たる?!と言われている叶神社があり、
浦賀湾の東西を結ぶ渡し舟でも有名な地域。
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往復で300円、片道150円。 |
浦賀の鴨居地区は地下水が豊富で、たくさんの井戸が使われていたのですが、
水道水の普及により、埋められたり放置されたりしています。
それを、災害時に備えて再生しようというのが、今回の試みです。
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こちらは再生事業で既に使えるようになった井戸。
新町町内会さん、ご協力ありがとうございます。 |
さてこちらは、洲崎町内会。
皆さんが集まって、ずっしりと重いコンクリートの蓋を持ち上げます。
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井戸の神様に感謝。 |
いよいよ50年の封印が解かれる瞬間。
中はどうなっているのでしょうか?!
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オープン! |
眠りから覚めた瞬間、ヒンヤリとした空気が吐き出された気がしました。
空気の流れに逆らうようにして中を覗き込むと…
まるで山奥の清流のように、冷たく、臭いもなく、
息を飲むほど透明度の高い水を、井戸は満々とたたえていました。
50年間放置していたのに、どうしてこんなに澄み渡っているのでしょう?
疑問に地元の人が答えてくださいました。
「石が組んであって、少し隙間が開いているでしょう?
そこから水が出たり入ったりして循環しているんだよ。」
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石壁から水が噴き出ていました。 |
井戸の深さは8mほど。
円筒状に石が組んであります。
石と石の間から地下水が出たり入ったりすることで、
水の量を一定に保ち、50年間自然に循環されていたそうです。
昔の人の知恵って、素晴らしい。
以前は、釣瓶を使ってこの水を引き出し、洗濯などに使っていたのだとか。
水圧を利用してポンプで水を吸い出し、掃除。
水を全て吸いだした後にあらわになった井戸の底には、
木材などのほかに、お茶の空き缶が一つ。
口の部分が現代のものと違ったので、
もしかしてもしかしたら、
50年前の人がうっかり落としてしまったものかもしれません!
井戸が再生されたことで、井戸端会議も復活?!
井戸が取り持つ地域のつながり、今後、大きな力を発揮しそうですね。 |
洲崎町内会の皆さん、ありがとうございました! |
=おまけ=
秋の名残を感じた蚊の大量発生
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カメラマンの腕が集中攻撃。 |
動けないのをいいことに、右腕だけで10ヶ所も刺されていました。
しかしカメラマンは蚊ごときには動じない!
刺されるがままになっているところに、プロ根性を感じました(笑)
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