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皆さんこんにちは。
突然ですが、最近、泣いたことありますか?
私はつい先日、号泣しました。
目が腫れて翌朝会社で驚かれるほど、泣きました。
というのは、
その前の日の夜、ある映画を観たんです。
タイトルは『私たちの幸せな時間』。 |
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自殺未遂を繰り返す美しい女性と、
殺人を犯して拘置所で暮らす若い死刑囚。
二人は、違う境遇にいながら、どこか似ていた。
何かに反発しているような、強がっているような…
拘置所の面会室で出会った二人は、
自然と、本音でぶつかるようになっていく。
その会話に偽りはない。
今まで、誰にも、家族にすら言えなかったこと。
でも、ずっと抱え続けてきたこと。
本当の自分をさらけだした時、
それは、かけがえのない、幸せな時間に変わっていった。
人生で初めて、「生きるのが楽しい」「生きたい」と思い始めていた。
でも、その瞬間は、否応なしに、やってきた。
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「愛してる…」
それは、胸が詰まりそうなほど切ないラストでした。
人生の果てに見た、幸せな時間。
人の死とは、こうも尊いものなのでしょうか。
命とは、これほどまでに重いものなのでしょうか。
人は、こんなにも温いものなのでしょうか。
「それだけの罪を犯したならば、
それだけの償いをしなければならない。」
死刑判決をめぐって、日本でも様々なことがニュースになっている中で、
私の考えは、やっぱり観終わった後も同じです。
でも、いろんな理屈をこねる前に、
悪人も善人も、みーんな、一度この映画を観てほしいのです。
真実を語ることが、罪の償いだと私は思うのですが、
赦す心が人を変える、真実を語らせることができると感じるのは、私だけでしょうか。
この二人は、
触れることもままならないけれど、
ちゃんと向き合って、耳を傾けて、心を開いて、思いやることができた…
それが、
恋とかなんとか、上っ面じゃなくて、赦す気持ち、「愛」だと思うんです。
とにかく、
見ているうちに、心が澄み渡っていくようでした。
透明感のある二人の若手韓国人俳優にも注目。
吸い込まれてしまいます。
なんともいえない温もりのある映画です。
見て、感じて、泣いて、考えてみてください!
ぜひ! |
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『私たちの幸せな時間』 |
監督: ソン・ヘソン
原作: コン・ジョン(蓮池薫訳)
脚本:ジャン・ミンソク
出演:カン・ドンウォン、イ・ナヨン |
2007年7月14日より、
シネカノン有楽町、渋谷シネ・アミューズ他全国順次ロードショー |
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『私たちの幸せな時間』公式サイト
http://www.shiawasenajikan.jp/ |
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