「武士の一分」のナレーションの続きというわけではないが（詳しくはコチラ）
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休日は、休むためだけのものではない。
精神修行の場でもあるのだ…
したがって松尾は、パンを焼いている。 |
焼いてみた。翌日の朝食である。 |
パンをこねながら、精神集中できるのである。（本当か？）
しかし、心が乱れると、こうなる。 |
形がヘン。ヤドカリみたい。 |
パンを焼くだけではない。
バスケも、する。 |
ダムダムダム… |
スリーポイント！
…のつもりが、届かない。
仕方ないから、ゴールに近づいて、打つ。
練習時間はだいたい3時間。
四角パス、ランニングシュート・ジャンプシュートなどのシュート練習をし、
ハーフコートの2対1、オールコートの2メン、3対2、4対4、
そして最後の45分くらいで、15分の試合をできる限り行う。
しかし、松尾はすぐ疲れる。 |
ヘトヘト… |
さらに、その合間合間で行うフリースローが、辛い。
くたくたに疲れているのに何故このタイミングで？！
しかもみんなに見られているではないですか。
2本連続して入るまで、何度もやる。何度でもやる。
ここでいかに集中できるか。精神力が問われるのだ…！
とぅ〜！
そして、私が居残る…。
なぜだ・・邪念なのか？！
人は言う。「練習不足だな。」
こんなに下手なのに、どうして続けているのか。
…私にも不思議だ。
よく分からないが、きっと好きだからに違いない。 |
ボール、らぶ。 |
何が好きって、あのボールの感触がたまらなく好きだ。
抱えても安心するし、片手で持っているとくるくると回したくなる。 |
ふたたび、らぶ。 |
しかも、ボールとじゃれているだけで、ダイエットにもなるし、デトックスにもなる。
なんてステキなスポーツ！
たしかに、今はスリーポイントも届かない。
左手でドリブルもつけない。
プレッシャーを感じると、すぐに慌ててあたふたする。
しかし！これからが勝負だ！
ちゃんと練習すれば、きっとうまくなるはず！…練習に通いさえすれば！
通えない日は、そうだ、パンがある！
パン焼きとの相乗効果が、いつかきっと表れるはず…！
…今度は左手でこねてみようかしら。 |
