『流転の王妃・最後の皇弟』の放送は、
11月29日(土)、30日(日)夜9時〜の2夜連続です。
激動の時代を生きた人たちのドラマを放送する、その裏には、
ドラマ作りへの参加を決意した人たちの思いと、身を削るような努力がありました。
メイキングの放送では、もう一つのドラマが見られると思います。
その、メイキングの放送時間が決まりました!
ホームページでご紹介してきた北京での撮影の様子は、
11月29日(土)13:55〜15:25放送です。
さらに、28日(金)13:55〜14:55は、出演者のインタビュ−を、
30日(日)12:00〜12:55は、番組で使われている音楽のロシアでの演奏の様子などを
放送する予定です。お楽しみに。
さて、『流転の王妃・最後の皇弟』のメイキングの内容をちらりとご紹介している、
このコーナー、最終回は、北京っこたちの遊び方をご紹介。
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(1)眠らない街、『三里屯』
夜の三里屯の通りには、赤・緑・黄など、色とりどりのネオンに囲まれたバーがズラリと並んでいました。店の外のオープンバーも光で覆われていてとっても賑やか。店の中ではバンドが演奏をしています。 |
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三里屯にはバーがズラリと並んでいます。 |
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三里屯は、周囲に大使館や外資系の企業が集まっている地域で、古くから発展してきた人気のバー街です。北京の若者だけでなく、この周囲に住む外国人が、三里屯のバーをよく利用し、朝まで過ごすのだそうです。うーん、たしかに仕事じゃなかったら、ここで仲間と飲み明かしていたかも・・・ |
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店の外に並ぶテーブルにはお客さんがいっぱい。 |
(2)後海
後海は、今、北京っこたちに最も人気のスポットだとか。
夕暮れ時、湖のほとりの公園では、たくさんの人たちが夕涼みをしていました。
公園の空に揚がる凧。揚げているのは大人たちです。北京の人たちは凧揚げが大好きだそうです。中には車どおりの多い車道の、狭〜い路肩から揚げている人も。彼らは釣り竿にあるリールのようなもので、糸の長さを調整していました。海で魚を釣るのと似た感覚で、空にいる凧を釣っているようなものかもしれません。私も試してみたのですが、隣の凧と絡みそうになって、慌ててバトンタッチしました。「まだ平気だよ」と、凧の持ち主は笑っていました。いやいや、あんなに狭いところで揚げるなんて、相当なテクニシャンです。
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他にも、楽器の演奏をしている人、湖に釣り糸を垂れる人、広場でバトミントンをする人、
外で麻雀をする人、犬の散歩をする人、様々でした。
公園をゆっくり散歩したら、すっかり陽が落ちてしまいました。
日が沈んだら遊覧船へ乗るのがオススメ。 |
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夕暮れ時の後海で楽器を演奏する人たち。 |
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湖面に浮かぶ船は、まるで天国のようです。暗く広がる湖の先に、華やかにライトアップされたバーが、小さく並んで見えます。絵にかいたように。そのバーから流れる賑やかな音楽や、集まった人たちの楽しそうな話し声が、遠くかすかに聞こえてきます。私たちの周りにあるのは喧騒ではなく、かいが水をかく音と、優しい琵琶の音色。その自然のリズムに身を委ねながら、火をともしたろうそくを紙の船に乗せて、ゆっくりと湖面に置くんです。お願い事をしながら。真っ暗な水面に明るい火が点々と灯り、幻想的でした。
遊覧船から帰ってくると、地上では、たくさんの人たちがペアで手を取りあって、ダンスを踊っていました。広場でひしめき合っているように見えるほどの人数の多さには驚きました。
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(3)天壇公園
朝6時、天壇公園には、中高年の人々が、絶え間なく集まり続けていました。
ひんやりとした空気と柔らかな日差しの中、北京っこたちは、石畳の広場を利用して、思い思いの方法で体をほぐしていました。公園で見かけたのは、太極拳、体操、社交ダンス、紫や赤などのふさふさの扇子を用いたダンス、ローラーブレードをしている人、さらには「ほっほーい」という声。ん? |
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天壇公園で太極拳をする人たち。 |
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公園中に響き渡る大きな声。声のする方をたどっていくと、木漏れ日の中にご年配の男性方の姿。大きく息を吸って…おなかから発声。どうやら発声練習をしているようでした。たしかに声を出すと、体が活性化して健康にいいだけでなく、精神的なリラックス効果もあると聞いたことがあります。
早朝から大きな声を出せる環境を少し素敵に思った天壇公園でした。
『流転の王妃・最後の皇弟』の魅力はたくさんあります。
激動の時代を生きる人々の壮絶な人生、それを演じきる俳優陣、
築地のセット、ドラマの中で登場する衣裳、
壮大なドラマ作りに携わったたくさんの人の思いを、
メイキングの放送から感じ取っていただければと思います。
ちなみにドラマを見る際にはハンカチを持つことをオススメします。
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