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2月13日 宮沢賢治「やまなし」

「クラムボンはわらったよ」
「クラムボンはかぷかぷわらったよ」
「クラムボンは跳ねてわらったよ」
「クラムボンはかぷかぷわらったよ」

2匹の蟹の兄弟がこんな会話をすることろから、物語は始まります。

「クラムボンは死んだよ」
「クラムボンは殺されたよ」
「クラムボンは死んでしまったよ…」
「殺されたよ」
「それならなぜ殺された」
「分からない」

2匹が見ていたクラムボンとはいったい?
自分だけの想像の生き物が目に浮かんできます。
なにかクラゲのように水中を漂っている感じ…かな。
それとも生き物ではない、泡のようなものなのか。

かぷかぷわらうとは、どんな笑い方?
きっと屈託のない心からの笑顔。
跳ねて喜ぶほど、嬉しいことがあったのかな…。

その後に殺されてしまうというのは、誰に?
なぜ?
蟹の見ていないところで、何者かが攻撃をしたのかな…。

う〜ん。考えてもなかなか答えは出てきませんが、
自分なりの解釈で物語を解きほぐしていきます。

小学校の教科書に載っていたこの作品。
その当時から面白い語感や独特な世界に興味を掻き立てられ、
想像を巡らせていたような気がします。

今回この「やまなし」を朗読して下さったのが
佐々木正洋アナウンサー。


カメラマンはいつものように、大熊アナウンサーです。

皆さんもそれぞれの感性で聞いて頂き、
想像力を羽ばたかせて頂ければ嬉しいです!

http://www.tv-asahi.co.jp/announcer/read/index.html
   
 
 
    
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