62年間の生涯で5万枚に及ぶ漫画を黙々と描き続けた
藤子・F・不二雄先生。
1972年うまれのわたしにとって、
[藤子マンガ]はもはや一漫画の域を超えて、
ズバリそのままイコール小学校低学年の思い出、と言っていいほど。
いやいや「わたしにとって」も何も、
同世代のみなさんの多くが、同じような体感をされているのだろうとさえ思えます。
それって、もの凄いことですよね。
『ドラえもん』をはじめ、
『オバケのQ太郎』『パーマン』『エスパー魔美』
を読んで大きくなったみなさんっ♪
2112年9月3日。ドラえもんが誕生する、
その生誕100年前という今年に、
藤子・F・不二雄先生の人生とともに作品の歴史を振り返ることができる☆
それはそれは沁みる雑誌が創られました。
個人的には、先生の生涯を振り返る特集の中の
「1956年〜1969年 トキワ荘からスタジオ・ゼロへ」
また、
「背筋がゾクリとする『ドラえもん』の10話。」
や、
「本当に大人が欲しい、ひみつ道具。」
などが
とても好きなページです。
「背筋がゾクリとする『ドラえもん』の10話。」
には、
「どくさいスイッチ」が!掲載されていて。
ふふふ
ほくそ笑みました私。
インタビューで「印象に残っているドラえもんのお話は?」と聞かれると
「どくさいスイッチ」と、
決まって応えてきたものです^^
ドラえもんの声優オーディションで出木杉くんに決まった時のインタビューでも、
そのようにお応えしました。
(当時のインタビューのひとつがこちらです↓2005/6/2バックナンバー
http://www.tv-asahi.co.jp/announcer/personal/women/hagino/index.html)
文学作品や映画で描かれるようなテーマが、
身近な[ドラえもん]のマンガの中で繰り広げられることで、恐ろしさ倍増。
このお話を読んだ時の「子供のわたし」の、
身体の中が鎮まりかえる感じ、
静かなる戦慄を思い出します。
「台風のフー子」も必ず挙げるのですが、(当雑誌『PEN+』においても、泣けるブロックにしっかり掲載されています^^)
泣いてしまうお話にとどまらず、
ゾクリとするお話もあるというのが藤子先生の凄さ
だと思っていたので、
そんなツボ!ツボ!ツボ!な企画満載のこちらの雑誌。
なんてグレイトなのでしょう☆と感服しておる次第です。
ぜひ!
大人のみなさまにお手に取ってみていただきたいです。
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