特に興味深かったのは、携帯電話についてです。
安全な場所では気兼ねなく使っても問題はないのですが、場所によっては使わない方が良いとのことでした。そして、問題なのは、その「安全な場所」と「危険な場所」の境界線が非常にわかりずらいことです。
高速道路や大通りでは問題ないが、路地によっては、1本違っただけで、もう危ない区域になるのです。
つまり、ヨハネスブルクという都市を囲碁版に例えると、安全な区域である白と、危険な区域である黒が混在し、その境界は複雑に入り組んでいるわけです。
そして、その違いを日本人が即座に理解することは不可能だと感じました。
明日からのオランダ取材では、安全第一をモットーに心掛けます。
とはいえ、南アフリカの天性の明るさと、ノリの良さはW杯に持ってこいだと思います。
今日、食事をしたレストランでも、店員のナチュラルなテンションに圧倒されました。
そこに、犯罪の匂いは存在しませんでした。
開幕から決勝まで、非日常的な祝祭は約束されていることを確信しました。
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