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6月20日 |
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ワールドプロレスリング実況四銃士の闘魂コラム#80
〜棚橋の真価が問われし時〜 |
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ついにその時が訪れようとしています。
7月17日札幌月寒大会。
IWGPタイトルマッチ
「王者ブロック・レスナー対挑戦者棚橋弘至」が組まれました。
以前、取材を通して棚橋弘至に聞いた言葉があります。
「目指す頂点は同じなんです。ただ、方法論が違うんです。
僕は、僕なりの方法論でIWGPベルトを獲りたいんです。」
同じ世代の中邑真輔が総合格闘技に挑み、
その存在感を増幅させているときに、
この言葉は棚橋弘至の口から発せられました。
そして、電光石火のスピードで、
中邑真輔は史上最年少でIWGP王者に輝きました。
「方法論は違う。」
この言葉に棚橋弘至の「生きかた」が凝縮されているように思えました。
ひょっとしたら、中邑真輔と棚橋弘至は「兎と亀」なのかもしれません。
センス抜群、瞬く間にスターダムを駆け上がった中邑真輔。
多くの困難を一つ、一つ乗り越えてきた棚橋弘至。
無論、「兎と亀」は距離での勝負。
では、「兎と亀」が己の全存在を賭けて闘う時、勝つのはどちらなのか?
その雌雄を決する闘いを前に、
棚橋弘至には果たさなければならないことがあります。
それこそ、「ブロック・レスナーからのIWGP奪取」。
今こそ、棚橋の真価が問われし時。
決して折れることのない信念で掴んだベルトへの挑戦権。
棚橋の方法論でようやく掴んだレスナーへの挑戦権。
史上最強の王者、ブロック・レスナーから、
新日本の至宝IWGP奪取はなるのか?
棚橋に「後退」の二文字はありません。
そして何より、ブロック・レスナーの先には中邑真輔が待っている。 |
カッキーの最後を涙で見届けた棚橋 |
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