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7月27日   ワールドプロレスリング実況三銃士の闘魂コラム#8
〜柴田勝頼について考える〜


真夏の祭典G1クライマックスまであと1ヶ月!
出場選手も決定し、史上最多の16名が争う夏の最強決定戦!!

打ち合わせ中も超真剣

G1を前に、「柴田勝頼」について考えます。
往年の名レフリー、柴田勝久の息子として、
「昭和の新日本プロレス」を見つづけてきた柴田勝頼。
「プロレス最強」が現実であった、古き良き「昭和のプロレス」を愛し、
誰よりも新日本プロレスにあって「強さ」を追い求める男。
中邑、棚橋、柴田という新闘魂三銃士として期待を掛けられる未来のエース候補。

そして、過去、格闘技界の巨像、K-1に対し、「K-1のKは腰向けのK」と喧嘩を売り、
天田ヒロミ、武蔵といったK-1最強の日本人戦士達と真っ向勝負を繰り広げてきた。

最近は、新日本プロレスを堂々と批判し、今の新日本は、「キング・オブ・スポーツ」ではないとし、
新日本の旗を猪木の目の前で、破り捨て、アウトローを貫く。
新三銃士として、中邑、棚橋と括られることに対しては拒絶、反発しながらも、
強烈なライバル心を見せる。
己の信念「喧嘩ストロングスタイル」こそが、最強への道程だと頑なに信じる柴田が、
「絶対に負けられない喧嘩」を迎えようとしている。

7・19札幌、IWGPタイトルマッチ
「藤田和之対柴田勝頼」


「今の俺には藤田の頭が、サッカーボールに見える」
ボブ・サップ、棚橋を粉砕した藤田のキックに対し、堂々と「後頭部の蹴りあい」を宣言した柴田勝頼。

今はまだ、藤田和之と戦う時期ではないと発言した中邑真輔。
藤田和之に善戦したものの、完敗に終わった棚橋弘至。
そして迎えた柴田勝頼と藤田和之との「喧嘩」。

ヘッドセットをつけて、精神集中の儀式

殺気と緊迫感に包まれた「喧嘩」は、柴田の壮絶なKO負け。
肋骨を折られ、後頭部を蹴られても真っ向勝負を繰り広げた柴田勝頼には、
「喧嘩ストロングスタイル」が確かに宿っていた。
真夏の最強決定戦、G1クライマックス、
「喧嘩ストロングスタイルがそこにはある。」

 
 
    
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