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6月2日   ワールドプロレスリング実況三銃士の闘魂コラム#2
〜中邑真輔かく戦えり〜


プロレスファンの私にとって、2004年5月22日は忘れられない日になりました。
中邑真輔とアレクセイ・イグナショフの闘いはプロレスとK-1の因縁対決となりました。

因縁は2003年の大晦日まで遡ります。
不可解なレフリングにより無効試合となった中邑対イグナショフ。
しかし、テレビはプロレスラー中邑がダウンをとられ、凱歌をあげるK-1戦士イグナショフの姿を映し出しました。

試合後の中邑真輔は、「まだ戦える。この言葉に一遍の後ろめたさもない。」
試合を止められたことに対する怒りに震えながら、毅然と話す中邑の姿を見て、私は悔しさを感じられずにいられませんでした。
プロレス界最高峰のベルト、IWGPを背負って、プロレス界を背負って、K-1の土俵で戦った新日本プロレスの若きエース中邑真輔。
それが、K-1サイドの不可解なレフリングによって、中邑とプロレスは辱められました。
「なんだ、結局、プロレスはK-1より弱いんだ」
「プロレスラーもたいしたことないんだ」
あの屈辱をプロレスファンは忘れずに5月22日を迎えました。

中邑真輔はイグナショフにKO勝ち。
プロレスが、K-1にリベンジを果たしました。
そして、リングの上でマイクを握り、中邑真輔は声高らかに、こう言いました。
「プロレスラーは強いんです。」
感動、勇気をもらいました。

野球の中継で広島にいた私は結果を知るとすぐに中邑真輔の携帯に電話しました。
心から「ありがとう」と言いました。
そして、いよいよその中邑真輔が新日本プロレスのリングに戻ってきます。
中邑、棚橋、柴田、プロレス界の若きサムライ達がおりなす闘魂ロマンを『ワールドプロレスリング』では今後も余すことなく、お伝えします。
ご期待下さい。

 
 
    
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