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2月18日 びっくり、驚き、キャンプ初体験!!
 
 

初めてのキャンプ取材。そして、初めての沖縄。
胸の高鳴りを抑えながら、意気込み十分に取材に臨みました。
今回は、浦添でキャンプを行っているヤクルトを取材しました。
キャンプでまず、驚いたのは、取材キャップの存在です。
取材キャップとはキャンプを取材する解説者の方とマスコミ関係者に対して、球団から支給されるオリジナル帽子のことです。

 

吉野「あの、テレビ朝日の吉野と申しますが、手続き、お願いします。」
受付「ハイ、わかりました。これ、帽子です。」
吉野「え、帽子?」
受付「ハイ、これがマスコミ関係者の目印になりますので、取材中は必ず被っておいて下さい。」
吉野「これ、もらえるんですかね。」
受付「ハイ、差し上げています。」
いきなりの帽子ゲットで驚いた私ですが、実はこの取材キャップには大事な意味があるのです。

プロ野球のキャンプには連日、大勢のファンの方が詰め掛けます。キャンプ地はほとんど地方球場ということもあり、立ち入りの規制がどうしても甘くなってしまいます。
もちろん、ファンの人達との交流も大事ですが、選手が野球に集中できる環境作りもそれ以上に大事な問題です。そこで、取材キャップの登場です。
大勢のファンと報道陣を一目で判別するためには、取材キャップは効果大となります。

そして、次に驚いたのは、キャンプ地のファンとの交流です。

 

プロ野球の公式戦がない沖縄の人達にとっては、テレビでみることしかできなかった憧れの野球選手。その憧れの野球選手が目の前で練習している。
何とか、サインのひとつも欲しいと思うのが人情です。
その気持ちに正面から答えている選手達の姿が私にはとても強く印象に残りました。
特に、ヤクルトの古田選手は、練習後、ファンの人々が差し出す色紙やボールに、かなりの

時間をかけてサインを丁寧にしていました。
サインをもらった少年の目の輝きが、きっと、プロ野球界を支えていく力になるのだと思いました。

そして、気になるヤクルト情報ですが、取材して野手、投手ともに世代交代の過渡期にあることが強く伝わってきました。
特に投手は石川、ベバリンしかローテーション入りが内定しておらず、残りの枠を石堂、鎌田、館山、高井、新外国人のマウンス、ルーキーの川島などで競う展開となっています

若松監督も、「オープン戦まで競わせる」と話しており、投手にとっては激しい生存競争を強いられることになります。開幕ローテーション目指し、サバイバルキャンプを勝ち抜く投手はいったい誰なのか?
注目が集まります。

 
 
    
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