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3月5日 プロレス初実況体験記

 
小さいころから、大好きだったプロレス。
親から、真似しては駄目と言われれば言われるほど真似した憧れのレスラー達の必殺技。
高校時代は、「H・H・P」(八王子東プロレスリングの略称)という学生プロレス団体の委員長を務めたほどのプロレス好き。
そんな、自分が、新日本プロレスの実況をやる。
これほど、緊張したことがないというほど緊張しました。実況前は、嬉しさ2割、不安8割でした。実況デビューを控え、情けない話ですが、極度の緊張からか、何度も金縛りにあいました。
 
まだ誰もいない国技館の観客席で、
ちょっと不安そうに資料整理
西村修選手に事前取材。
宇宙の理論に耳を傾ける

私が担当したのは2試合。

矢野通 対 真壁伸也
西村修 対 カレーマン

当日までに、何度も何度もビデオを見て、基本の技から、各選手の必殺技を確認しました。
また、真鍋さん、古澤さんに時間を割いてもらい、ビデオを見ながら実況を聞いて頂き、様々なアドバイスをもらいました。
とにかく不安で、やるべきことは全てやってから試合に臨みたかったので、寝る暇を惜しんで、プロレス漬けの生活を送りました。
そして、迎えた2月16日。私は、満席になった両国国技館で、自分自身に向かって必死に、「大丈夫、大丈夫、落ち着け、落ち着け」と言い聞かせていました。
それでも、手は震え、足はガクガク、喉はカラカラ。
でも、やるしかない、腹をくくりました。
 
実況席に座りました。いよいよです。
なかなか様になってます!
試合前、
熱気ムンムンのお客さんを前にリポートです

その時はきました。
リング下に設置された実況席に、ヘッドセットをつけて座り、私は喋りはじめました。
「新日本プロレス現場責任者、蝶野正洋から屈辱の戦力外通告を受けた真壁伸也、その怒りをどこへぶつけるのか・・・・・」
緊張で声が上ずるのを自覚しながらも、無我夢中で実況しました。
 
元気良く実況中。カレーマンのダンスを真剣に見つめてます!

1試合目、3分41秒。
2試合目、10分11秒。

私のプロレス実況デビュー戦は2試合あわせて、13分52秒。
大いに課題の残るデビュー戦でした。
でも、ますますプロレスが好きになりました。
今後も、リング上で繰り広げられる躍動感溢れるプロレスを、感動を、自分の言葉で伝えていけるように日々、プロレス実況道に精進していきたいと思います 

 
 
    
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