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4月25日 「んとす」・・・?!?!?

 
辞書のお話をしようと思います。

私達アナウンサーにとって国語辞典はアクセント辞典と並ぶ大事なアイテムです。
世の中いろいろな辞書が出ていますが、中でも圧倒的にインパクトのあるのが
知る人ぞ知る「新明解国語辞典」。いわゆる「新明解」です。

この辞書は確かに面白い。ことばの解説がユニークなのだ。
辞書なのにしっかりとした主張があって、
ウィットに富んでいて、とにかく思いきりがいい辞書なのです。

先日、番組で大増税時代到来の中、豪華な公務員宿舎の建設ラッシュが進んでいるという特集をやったところ、コメンテーターの轡田隆史さんが面白い話をしてくだいました。それによりますと・・・・・

昔の新明解で「宿舎」をひくと・・・
「公務員のために”不当に”安い家賃で提供される住宅」と書いてありました。
その後改定されて、今は不当にという部分は消されたが、安い家賃という表現は残っているそうです。

新明解で絶対に引いて欲しいことばがあります。それは・・・

「初恋」

引いてみると・・・思わず涙します。
さらに感動的なのが最後の「ん」の個所。中でも・・・

「んとす」

辞書を締めくくる「んとす」のくだりにはただただ「ハハア〜ッ!」と敬服するのみ。

そこになんと書いてあったかは、皆さんが書店に行くお楽しみということにしておきます。
ちなみにこの新明解国語辞典は小型版も販売されているので是非、通勤、通学に辞書を読んでみてはいかがでしょう?

   
 
    
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