職業柄、日常会話での日本語の乱れが気になる時があります。
自分も今まで放送で失敗したことも多々ありますし、
年頭に際し、自戒の意味を込めて、「間違った日本語」を挙げてみます。
〜汚名挽回〜
正しくは「汚名返上」。挽回するのは「名誉」。
〜押しも押されぬ〜
「押しも押されもせぬ」が正解。スポーツニュースの原稿に多い。
〜うる覚え〜
辞書には「うろ覚え」と出ています。意外と知られていないかも!?
〜アボガド〜
「アボカド」なんですよ。濁らせたくなる気持ちはわかりますケドね。
〜何気に〜
以前放送で言ったら「そんな日本語はない!」とお叱りを受けました。
〜おもむろに〜
これを「あせって」とか「急いで」という状態に使うと間違い。
「ゆっくり」「落ち着いた」動きに使うものです。
〜弱冠17歳〜
弱冠は20歳にしか使わない。
〜喧喧諤諤〜
「喧喧囂囂(けんけんごうごう)」「侃侃諤諤(かんかんがくがく)」です
ね。
混同に注意です。
「アボカド」なんてレストランのメニューを見ていると結構間違っていたりして…
でも指摘すると嫌な奴に思われるし…う〜ん複雑。
皆さんも新年会での話の種にしてください(ならないか)。
私自身もこれからも言葉には敏感になってがんばりまっす。 |