前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィールトップ > エッセイバックナンバー
 
 
1月5日 てら散歩  「東海道五十三次」広重のあの絵の場所を訪ねる


11 三島



三島(安藤広重)    
 
 三嶋大社(三島市大宮町)

三島のテーマは朝霧です。中央に駕篭(かご)に乗る旅人と馬に乗る旅人が描かれています。早朝の出発の様子でしょうか? 方向からすると、これから箱根の山越えに向かうようです。後方にいる旅人や右奥にある三嶋大社の鳥居と石灯籠は霧に隠れてシルエットとして見えています。



古くからこの地に創られた三嶋大社は、奈良、平安時代の古書にも記録が残り、三島の地名にもなりました。伊豆に流された源頼朝が深く崇敬し源氏再興を祈願したそうです。


せっかくなので三嶋大社に参拝に…
境内は自然豊かです。
大鳥居をくぐり参道を進むと両側に
大きな池があります。


鳥居を入ってすぐのところに、大きな石が置かれていました。


 
たたり石
此の石は大社前旧東海道の中央にあり、行き交う人の流れを整理する役目を果たしていた。
たたり《絡垜》は本来糸のもつれを防ぐ具であり整理を意味する語である。
後に往来頻繁になり、これを取り除こうとする度に災いがあったと言われ、絡垜が祟りに置き換えて考えられる様になったと言われている。大正三年内務省の道路工事によって掘出され、神社に於て此処に据えらた今日では交通安全の霊石としての信仰がある。  
【三嶋大社内の説明札から】

広重が描いた頃、この石は道路中央にあったはずですが、旅人の陰に隠れて見えないのか、絵の中にはありません。

三島の中心部に行くと、旧東海道、現在の県道22号の両側に本陣跡がありました。



世古本陣跡
 
北側が世古、南側が樋口


樋口本陣跡
 
今は商店街に…
   
 
    
前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィールトップ > エッセイバックナンバー