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11月10日 てら散歩  「東海道五十三次」広重のあの絵の場所を訪ねる


7 平塚



平塚(安藤広重)   

古花水橋交差点(平塚市平塚)

広重はよくデフォルメしたり、本来見えるものを描かなかったり、そこに無いものをあるように描いたりしたようですが、左の平塚の絵に描かれているポッコリした山も実際は無いんだろうなと思って現地に行くと…
どうですか?!右の写真の通り!ありましたね。ポッコリかわいいちょっとメタボな山が…平塚市とお隣り大磯町にまたがる高麗山(こまやま)です。



国道1号から見た高麗山

現在、冒頭右の写真で私が立っている後ろ側には松など木が植えられていて、下のように整備されています。東海道ルネッサンス事業の一環だそうです。
この場所は京方見附(宿場の西つまり京都側の入口)があったところです。



広重の絵とマッチング

平塚市の説明板「…変わらぬ高麗山の姿に往事の風情が偲ばれます。」

反対側に廻ると…



東海道平塚宿の碑    

平塚宿京方見附之跡

現在の平塚は江戸時代の面影は全くありませんが、旧街道沿いには宿場町の中でどんな施設があったのか案内が立てられていました。
本陣(大名や旗本、幕府の役人だけが泊まれる宿泊所)は、総けやき造り、間口約30m、奥行約68m 東に寄って門と玄関があり、天皇や将軍大名などの御座所は上段の間だったそうです。今はここに銀行の支店が建っています。



平塚本陣旧跡の標柱 

本陣の跡は今、銀行に…

江戸見附(宿場の東つまり江戸側の入口)の跡にも、城門風の石垣と竹矢来が再現されていました。



平塚宿江戸見附跡

江戸見附の説明板
   
 
    
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