前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィールトップ > エッセイバックナンバー
 
 
1月12日 小学校の先生になりました!

先日、世田谷区立三軒茶屋小学校にゲストティーチャーとして招かれました。
ティーチャーつまり先生…なんて、何をしたのかって?
なんと5年生に「社会」と「国語」の授業をしたのです。


さあ、授業の中身は?
「社会」は、情報とコミュニケーションを教えました。
テレビ局は情報をどう集めて整理し、視聴者に送り出すのか?です。
「国語」は、原稿の作り方、読み方、伝え方です。
まあこっちは、25年間もアナウンサーをしてきているので、
日々の仕事の中身をしゃべれば良いわけで、
先生なんて大げさなものではありません。
冒頭は、もちろん番組宣伝です。
【ワイド!スクランブル】【サンデープロジェクト】の放送曜日・時間の
周知徹底と地デジ5チャンネルの確認です。
視聴率獲得・草の根ローラー作戦の展開です。


そして、そこからテレビ局の中ではどういう仕事の分担があって、
どう情報が処理されていくのかを順を追って話しました。
更に、テレビ朝日アナウンス部で用いられている
門外不出のアナウンス読本から一部特別に、読みの術を教えました。
(これはかなり大げさな表現です。
本当に学びたい方は【テレビ朝日アスク】まで…)

むしろ授業をしていると、こちらの方が勉強させられます。
子供は好奇心に満ちあふれた表情で、
まるでスポンジが水を吸い込んでいくように、
私の話す内容を理解し、メモに書き取り、うなずいていました。
自分はこんな純粋なスタンスで、最近仕事に取り組んでいるんだろうか?
日々の番組でルーティーンな姿勢になっていないだろうか?
思わず、我が身を振り返ることしきりでした。



児童の中には結構な業界通がいて、
「フロアーディレクターは、司会者に【残り何分】とか紙に書いて教えてくれます」
なんて言っただけで、「あー、カンペね」なんてリアクションが返ってきました。
質問を受け付けると、
いきなり 「給料はいくらもらっているんですか?」
「昨日のワイド!スクランブルは視聴率いくつですか?」
「これまでに仕事をしてて、良かったと感じたことはありますか?」
なんて、いきなり攻めの姿勢に転じた児童たち。
この中から、名ジャーナリストが何人も生まれるかも…なんて感じながら、
直撃質問にちょっと圧倒されてきた25年生アナウンサーのティーチャーでした。
   
 
    
前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィールトップ > エッセイバックナンバー