先日、世田谷区立三軒茶屋小学校にゲストティーチャーとして招かれました。
ティーチャーつまり先生…なんて、何をしたのかって?
なんと5年生に「社会」と「国語」の授業をしたのです。 |
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さあ、授業の中身は?
「社会」は、情報とコミュニケーションを教えました。
テレビ局は情報をどう集めて整理し、視聴者に送り出すのか?です。
「国語」は、原稿の作り方、読み方、伝え方です。
まあこっちは、25年間もアナウンサーをしてきているので、
日々の仕事の中身をしゃべれば良いわけで、
先生なんて大げさなものではありません。
冒頭は、もちろん番組宣伝です。
【ワイド!スクランブル】と【サンデープロジェクト】の放送曜日・時間の
周知徹底と地デジ5チャンネルの確認です。
視聴率獲得・草の根ローラー作戦の展開です。 |
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そして、そこからテレビ局の中ではどういう仕事の分担があって、
どう情報が処理されていくのかを順を追って話しました。
更に、テレビ朝日アナウンス部で用いられている
門外不出のアナウンス読本から一部特別に、読みの術を教えました。
(これはかなり大げさな表現です。
本当に学びたい方は【テレビ朝日アスク】まで…)
むしろ授業をしていると、こちらの方が勉強させられます。
子供は好奇心に満ちあふれた表情で、
まるでスポンジが水を吸い込んでいくように、
私の話す内容を理解し、メモに書き取り、うなずいていました。
自分はこんな純粋なスタンスで、最近仕事に取り組んでいるんだろうか?
日々の番組でルーティーンな姿勢になっていないだろうか?
思わず、我が身を振り返ることしきりでした。 |
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児童の中には結構な業界通がいて、
「フロアーディレクターは、司会者に【残り何分】とか紙に書いて教えてくれます」
なんて言っただけで、「あー、カンペね」なんてリアクションが返ってきました。
質問を受け付けると、 |
いきなり |
「給料はいくらもらっているんですか?」
「昨日のワイド!スクランブルは視聴率いくつですか?」
「これまでに仕事をしてて、良かったと感じたことはありますか?」
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なんて、いきなり攻めの姿勢に転じた児童たち。 |
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この中から、名ジャーナリストが何人も生まれるかも…なんて感じながら、
直撃質問にちょっと圧倒されてきた25年生アナウンサーのティーチャーでした。 |