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5月20日 ル・マン 公式練習走行の様子


さて、今回はル・マン直前リポートとして、5月5日の練習走行の様子と、日本からの参加者を簡単に紹介します。

もちろん今回の優勝候補No.1のワークスのアウディ。1号車から3号車の3台をエントリーして来ました。去年より一台少ない体制です。そのマシンの新兵器がリア・ウィングです。

これが新兵器?

 

貝のマークの下、文字の書いてある部分が新たに設置された個所で、これによりダウンフォースが高まるということなのですが、「その直接の効果は今回の走行でははっきりと確認出来ませんでした」(郷和道氏・談)ということです。しかし、タイムを見ると、ワークスの3台は突出しています。今年もやはりダントツの優勝候補です。

ベントレー

去年70年ぶりにル・マンに帰ってきたベントレーは今年は1台のみの参加です。3位に入った8号車が今年も雄姿を見せました。今年は孤軍奮闘になるのでしょうか。

荒聖治 選手

 

 



さて、日本からのエントリーを紹介しましょう。
「チーム郷」が今年も参戦します。カーナンバーは5です。
しかも、アウディジャパンとの協力体制を組み、「アウディスポーツ・ジャパン・チーム郷」としてアウディのマシンで登場です。
そのマシンとは、去年のレースで優勝したマシンです!
ドライバーは去年ル・マンでルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した荒聖治に、加藤寛規、ル・マンの優勝請負人と言われる4回優勝のヤニック・ダルマスと、十分に表彰台を狙える布陣です。
ほぼ万全の体制で練習走行をこなしていました。ただ、最後に荒選手が左のフロントをヒットしてしまい、タイムアタックが出来ませんでしたが、大きなダメージもなく、まずまず順調な仕上がりを見せています。本選の予選では、どのようなセッティングに仕上がっているか、楽しみです。

寺田陽次朗 選手

今年で24回目のル・マンとなる、「日本のミスタール・マン」寺田陽次朗選手も自社のマシン「オートエグゼ」で出場です。このマシンは今年のセブリング12時間レースで3位に入賞しました。フロントにはヒロ・ヤマガタさんが、24回目を祝福する花火を鮮やかに描いています。カーナンバーも24回目にちなんで24番というのがおしゃれです。

マッチこと近藤真彦 選手

 

そしてマッチ(近藤真彦選手)も今年はチームオーナー兼ドライバーとして参加します。カーナンバー9、Kondo Racing。マシンは童夢ジャッドです。写真は乗り込む直前のマッチ。あえてヘルメット姿で撮りました。マシンの調整には苦労続きでしたが、「本選に向けて、今のうちに悪いところは全部出しておけば、大丈夫!」と話していました。

チームタイサン

3年連続出場のチーム・タイサン。アドバンカラーもすっかりル・マンでおなじみになりました。今年もクラス優勝目指して24時間を戦います。
カーナンバーは77。ラッキーセブンが二つも並んでいるので、今年も幸運を期待!

片山右京 選手

 

 


フランスのチームから出場は片山右京。ル・マンでの最速ラップの記録保持者はことしはクラージュ・プジョーのステアリングを握ります。今年はパリ・ダカにも出場し、F1、ル・マン、パリ・ダカと、登山のみならずレースでも、世界の最高峰を極めます。

モーガン

それから、これはおまけです。73号車のモーガンというマシンです。
クラシックなスタイル、いいですよねー。ぜひ、24時間を走り切ってほしいですね。こういう雰囲気のいいマシンが出場するところが、ル・マンの良さですね。

 



今年は第70回の記念大会です。
果たしてアウディの3連覇なるか、アウディジャパン・チーム郷は表彰台に上がれるか。ル・マンの女神はどのマシンに微笑むのか、楽しみにしていてください。

なお、内容は公式練習走行時のものなので、本選までに変更が生じる可能性がありますので、ご了承ください。

   
 
    
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