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10月23日 心に残るある一言
 
「今日の一言」

最近、すっかり冷え込んできました。窓を開けたまま寝ていると、朝は寒くて。
と言いつつ、そんなときの布団のぬくもりが何ともいえないぐらい気持ちいい!
大好きな季節になりました。

仕事も3年目にして、数々の実況のチャンスが与えられ、忙しいけどうれしい日々。
資料整理の大変さもうれしかったりして。
でも、そこはまだまだ。常に反省の毎日…。

実況アナは本番勝負だけど、実はその前の資料作りも結構大切。
ただ、なんのために資料を作るのか?皆さんはどう思いますか?

自分自身の知識のため?
その人を知るため?
実況でその人を紹介するため?
データも大切だから?
それとも、困ったときにつなぐため?

答えはどれも正解であり、どれも不十分(僕の勝手な解釈)。
これまでは、僕も結構そう思っていたんです。
資料は資料。データはデータ。うまく中継に入れ込んでいくものって。
だけど、それって独り善がりになりがちなんです。
特に、放送の形にするのにまだまだ努力が必要な僕にとっては…。
自分が満足かどうかってなっちゃってて。

最近ある一言が心に残りました。

「資料から自分が何を思うか。
その人に何を感じるか?
その思いを感じるために資料がある。」

いい試合、いい中継だったって思えるものは、そういう作業から生まれるのかなーと思いました。
自分がその試合を楽しむ。入り込む。その上で、取材・資料で感じた思いが加わったとき、自分も人も感動する中継が生まれるんだろうなと思ったんです。

日々の仕事で忘れていた本質みたいなものを、改めて思い出させてくれる一言でした。

   
 
    
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