前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィールトップ > エッセイバックナンバー
 
 
5月19日   実況四銃士の闘魂コラム#75
〜きっかけは・・・『キン肉マン』!?〜

今回は、4月から新たに加わった私・櫻井が担当させて頂きます!
初めてのプロレスコラム執筆ということで、
プロレスとの出会いについて少し書かせて頂きます。


櫻井健介、プロレスに挑戦!

私にとってサッカーの原点が『キャプテン翼』なら、
プロレスの原点は『キン肉マン』なのです。
これについては、「あるある」と共感して下さる方もいれば、
「おいおい」と思わず突っ込まれる方もいらっしゃるかと思いますが
ご容赦下さい(苦笑)。

私が生まれて2年後の1979年から週刊雑誌に連載され、
単行本と合わせて空前の大ヒットとなり
1983年からはテレビアニメとしてお茶の間に登場した
プロレス系漫画『キン肉マン』。

プロレス漫画といえば「タイガーマスク」が最初に挙げられますが、
何分、私が生まれるより以前の雑誌連載、
テレビ放送で一時代前の出来事という認識の域を出ないのです。
とはいえ、四次元殺法で魅せる漫画の主人公が
1981年以降、初代・佐山聡氏に始まり、
現在の4代目に至るまで現実世界で再現される姿には
一種特別な憧れを持っています。

話を『キン肉マン』に戻しましょう。
人間を超越した存在の「超人」たちが、
リング上でさまざまなバトルを繰り広げるわけですが、
主人公のキン肉マンはアメリカ出身のテリーマン、
イギリス出身のロビンマスク、ドイツ出身のブロッケンJr.、
中国出身のラーメンマン、旧ソ連出身のウォーズマン、
スペイン出身のバッファローマンらと闘いの中で友情を築き、
切磋琢磨しながら困難に立ち向かい、
プロレスを通じて成長していく様が描かれています。

そのワールドワイドな世界観と、
単なる勧善懲悪ではない精神世界とを
幼ながらに感じながらワクワク、ドキドキして見ていました。
そんなことがきっかけとなって現実世界のプロレスへと視点を移した時、
セルリアンブルーのマットの上では、
190cmあるアントニオ猪木が、184cmの藤波辰爾が、
201cmのアメリカ出身ハルク・ホーガンが、
さらに220cmを超えるといわれたフランス出身アンドレ・ザ・ジャイアントが
強烈なインパクトを放っていたのです。

それは正に「超人世界」。
超人オリンピックのベルトを手に入れるため、
奪われたミート君を救うため、
キン肉星の王位を継承するために闘うキン肉マンから、
IWGPのベルトを手に入れるために闘う新日本プロレスへと
まだ小学生だった私の心は動いていったのでした・・・。
教室の隅で友達にパロスペシャルをかけたかわりに
ロメロスペシャルをかけられ、
キン肉バスターを試みて痛い思いをした頃が懐かしい・・・。

私にとってプロレスラーは「超人」です。
その超人たちが繰り出す必殺技に興奮し、
闘いが織り成すドラマに喜怒哀楽を感じる。
原点、きっかけは『キン肉マン』に他なりませんが、
私にとっては何かそのことが心地よいエピソードなのです。
幼少時代の想い出と交錯するからかなぁ・・・。

現在、新日本プロレスではNEW JAPAN CUPが行われています。
この原稿を書いている今日時点でベスト4が出揃いました。
ジャイアント・バーナード、中西学、棚橋弘至、永田裕志の4人。
春の最強を決めるこの大会、
4月30日の決勝戦でNo.1の「超人」が決まります!!
   
 
    
前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィールトップ > エッセイバックナンバー