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5月11日 ニューヨーク支局報告 #1 〜初仕事はカナダ出張でした〜

4月16日(月)の昼に成田空港を出発し、
4月16日(月)の昼にニューヨークのジョンFケネディ空港に着きました。
時差(13時間)と飛行時間(約13時間)がほぼ同じため、同日の同時刻に到着したわけです。
ちょっと得した感じ。気のせいですが。


テレビ朝日ニューヨーク支局の入り口です。広々としていてきれいです。

支局に着いてゆっくり皆さんにご挨拶…と思ったら、これが大変な慌ただしさです。
この日の朝にバージニア工科大学で銃乱射事件が発生し、
ニューヨーク支局からも記者を派遣することになったからです。


支局内から外を見るとこんな風景が。
でも、ゆっくり眺める余裕も無し。

挨拶もそこそこに私が言われたことは、「あした、カナダ、トロント、よろしく」でした。
大きなスーツケースの鍵も掛かったままですから、ある意味そのまま行けばいいわけです。


前任の小松君から引き継いだ私のデスク(後日撮影)。
この日はゆっくり座る余裕無し。

では、そのトロント出張とは何なのか?
なんと松坂大輔投手登板試合の取材だったのです。
実はバージニアに派遣される記者は、当初は翌日の松坂投手の登板に合わせてトロントに行くことになっており、その記者のピンチヒッターとして私が指名されたというわけです。
こんなに早く大リーグの試合を見られるとは思いませんでした。ラッキーですね!


ラガーディア空港。
主に国内便が発着する空港ですが、
ここからカナダに行きます。


国境を越えるということで、
撮影機材の移動を申請しなければ
いけません。手続きはこちらで。

翌日は私を含めて取材陣3人で出発し、ラガーディア空港からエアーカナダに乗り込み、1時間ほどのフライトでカナダのトロントに降り立ちました。


ひ、広い!五大湖の中では最小ですが、それでも琵琶湖の28倍です!!

トロント空港から車でおよそ30分。
海のように広大なオンタリオ湖を右手に見ながら進むと、前方に有名なCNタワー(553.33メートル)、その下に目的地ロジャーズセンターが姿をあらわしました。


こちらがCNタワー。
世界でもっとも高い建造物。
下に見えるのが球場の屋根です。
ロジャーズセンターです。
今夜、ボストン・レッドソックス対
トロント・ブルージェイズの試合がここで!

中に入ってみると、報道用の通路などには、野球以上にアイスホッケーの写真が貼られていました。
やはりラクロスとともにアイスホッケーの方がカナダの国技なのですね。


ロジャーズセンターを別の角度から。
外壁には選手の大きな写真が貼られています。

さて、腹が減っては軍はできぬ、ということで食事です。
取りあえず先入観を大切にし、大リーグ観戦にはホットドック。
それにスナックも加えて、飲み物はカナダだけにジンジャーエールにしました。
我ながら単純です。


右から、ホットドック、ポテト、ティッシュペーパー、スナックです。


ジンジャーエール。日本で飲むのと全く同じ味。当たり前と言えば当たり前。


そろそろ練習が始まります。お腹もいっぱいで、心身ともに充実の表情です。

仕事に戻って、練習開始前のグラウンドに下りました。
人工芝のドーム球場、しかも回りは日本人記者ばかり、10年以上前にスポーツの現場で一緒に仕事をした他社の知り合いも多く、気分はほとんど東京ドームでした。
実際、試合後の岡島投手(レッドソックス)も「東京ドームみたいだ、と松坂と話していました」と会見で言っていたほどです。

練習中の松坂投手は笑顔いっぱいのリラックスムードでチームにすっかり溶け込んでいるようでした。
ただ肝心の試合は、松坂投手自体の調子は良かったものの打線のバックアップが無く、1対2で負け投手になり成績も1勝2敗となってしまいました。


試合後、会見場の準備が進められます。
まだ記者は入っていません。


テレビカメラがこんなに並んでいます!
会見が始まると
この記者席が全て埋まりました。

負け投手になったものの、試合後の松坂投手は堂々としていて、会見では自分の投球と試合展開を冷静に振り返っていました。
これなら大丈夫、と素人ながらに確信した次第です。
翌日の昼にはニューヨークに戻るという忙しい初仕事ではありましたが、なかなか楽しい取材でもありました。
これから何を見て何を伝えるのか。
想像もつきませんが期待感でいっぱいです。
また何かありましたら報告いたします。
   
 
 
    
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