こんな衝撃を受けたのは、「スタンド・バイ・ミー」のリバーフェニックス以来と言っても過言ではありません。
表情がいいし、自然な演技もすばらしい
これでまだ12歳(撮影時は11歳)だというんですから信じられません。
愛する母親を亡くし、10年前に自分たちを捨てた父親チャーリー(ヒュー・ジャックマン)と出会うマックス(ダコタ・ゴヨ)。
その憂いを帯びた少年の顔と、これから誰にも頼らず生きていくんだという男の決意が入り混じる演技がまず印象的でした。
舞台は近未来。人間同士のボクシングは廃れてしまい、いまやロボット同士を闘わせてそれに人々が熱狂する時代が来ています。チャーリーは元ボクサーながら借金に負われ、場末でロボット格闘技を見せるサエない男。そんなチャーリーの前に10年ぶりに息子マックスが現れ・・・
父親役のヒュー・ジャックマンはいいところのまるでない「パーフェクトなダメ親父」を好演?しています。
その父親に付き添ってガラクタ置き場で捨ててあるロボットと出会うことからストーリーは大きく展開していきます。
映画の中でマックスがヒップホップダンスを踊るシーンがあるのですが、それがまたメチャクチャ可愛い。これまであまり子役に感情移入することはなかったのですが、正直ヒュー・ジャックマンを喰っちゃってるくらいの演技力ですよ。
近い将来このダコタ・ゴヨの時代が来ます。断言しておきます。かつてレンタルビデオ屋のバイト時代に映画を観まくり、映画を観る目を鍛えてきたフルサワが言うんだから間違いありません・・・多分(笑)
あなたもこの歴史の1ページに立ち会ってみませんか。
それくらい価値のある映画です。
もちろんロボット同士の格闘技ですから男性は好きでしょうし、子供も楽しめる映画であるのは言うまでもありません。さらに制作陣の顔ぶれがここまで「鉄板」な映画も珍しいんじゃないかというほどの「鉄板」ぶり。
製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ
制作 ロバート・ゼメキス(バック・トゥ・ザ・フューチャー、フォレスト・ガンプ)
監督 ショーン・レヴィ(ナイト・ミュージアム1・2)
そこに天才子役が加わっちゃってますから家族でもカップルでも、もちろん1人でもみんなが楽しめる映画に仕上がってますよ〜。見どころは多いけどやっぱり僕はダコタ・ゴヨだなぁ
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