ところが、いざ観てみるととんでもない思い違いだったことが分かりました。
「馬」の演技にまずビックリ
そしてストーリーの巧みさに引き込まれてしまいました。
あ、第一次大戦についての知識はなくても大丈夫でしたね。「イギリスとフランスが組んでドイツと戦争した」くらいの知識で十分です。
そして全編に流れるのは「戦争は全てを変えてしまう」というもの。
一人ひとりは善良でも、戦争という枠の中に入ってしまうと人の心も平和な生活も全て失われてしまう。その切なさ、やるせなさ、無力さを感じずにはいられません。しかしそれに耐える人々、そこから立ち上がる人々、映画の最後には「やっぱり人生ってすばらしい」「人間ってすばらしい」という思いを持つことが出来るのです。その辺りがスピルバーグの凄さなのかもしれません。「シンドラーのリスト」とか「プライベート・ライアン」が好きな人には鉄板でしょうな
もうひとつ、僕はひねくれているもんだから「最後は感動のクライマックス」があると予想するわけで「俺泣かないもんね」と準備してたんですよ。人間が小さいですよね。
でもダメでした(笑)耐え切れず涙。会場中すすり泣きの嵐。ハンカチはマストでお願いします。
|