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2月1日   ワールドプロレスリング実況三銃士の闘魂コラム#136
〜時代の持つ熱〜

新日本に熱が戻ってきた。
確信を持ってこう言えるのを本当に幸せに思う。
しかし今からちょうど4年前、
23歳の青年が新日本の未来を背負った時に感じたものとはまた別のものだ。

4年前の2004年1月4日東京ドーム
「プロレス界の帝王」高山善廣との試合を制した中邑真輔は
IWGP王者として新日本を背負った。
しかしその時の団体としての盛り上がりは長くは続かなかった。
今回違うのはライバル棚橋との熱戦を制してベルトを奪ったことだ。


棚橋は新たなチャンピオン像を作り上げた

前回と今回の大きな違いは
「新日本 VS 外敵」という構図ではなく
「新日本 VS 新日本」という構図で熱を産み出せたこと
将来的には団体から姿を消す外敵との闘いよりも
ストーリーはつながりやすく試合の見所も増える。


中邑と棚橋のライバルストーリー

プロレスはよく戦国時代になぞらえられる。
幾多の戦国武将を倒し、乱世を統一するのは
いったい誰か、という風に。


現代の戦国武将とも言われる後藤洋央紀

一つの盛り上がりが点となり、その連続が線となる。
線が太くなり熱を持つことで「時代」と呼ばれるうねりになる。
間違いなく今の新日本は「時代」の持つ熱を発し始めた。

さて、本物の歴史で戦国時代を制したのは織田信長だったが
新日本の歴史で、プロレス界を制するのはいったい誰か
まさにあなたは「歴史の目撃者」になる。


まさに群雄割拠
   
 
    
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