前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィールトップ > エッセイバックナンバー
 
 
12月13日  鹿児島男二人旅 (前編)

勝田「古澤さん、焼酎好きですか?」
古澤「うん、好きだねえ」
勝田「じゃあ、焼酎飲みに行きません?」

この会話が全ての始まりでした。

古澤「いいねえ、どこ行く?」
勝田「鹿児島っす」

古澤「か、鹿児島ぁーー!?その辺の飲み屋ぢゃないの??」

勝田「はい、鹿児島の芋焼酎の蔵元さんに知り合いがいて、
     『酒蔵で飲めるようにしたからいつでもどうぞ』って言うんですヨ」

「『美味しんぼ』の山岡士郎かよ」と古澤からツッコミも入りましたが、
こうして男2人の鹿児島旅行がスタートしたのであります。
焼酎の蔵元さんの案内でお酒造りが見学できるなんて、
そうあるものではありません。
しかも見学だけでなく試飲も出来る…つまり出来たてが飲める。
酒好きの30男2人は着く前からかなりエキサイトしておりました。


「興奮を隠し切れない勝田アナ」

鹿児島空港から車で走ること1時間半。
ようやく着いたのは鹿児島の最南端に近い揖宿郡頴娃町(「いぶすきぐんえいちょう」と読みます)。
酒蔵は有名な芋焼酎を数多く生産しているS商店です。


「蔵の広い敷地からは東シナ海も見えました。空気がうまいのなんの」

案内してくださったのは現場責任者の矢部さんと、
学校を卒業してこの道に入り、はや4年という有馬くんです。


「左が有馬くん、素朴な好青年でした」

早速、芋焼酎作りを見学させてもらいます。
広い敷地を歩くとまず目についたのが大きな袋に入った芋の山。


「1日に30トン使うそうです。これはその一部」

単純な2人は「サツマイモ」というと赤紫の芋を思い浮かべていましたが、
なんと、ここで使われていたサツマイモは「コガネセンガン」という初めて目にする芋でした。


「有機栽培・無農薬、取れたてのみ使用」

この芋を洗って蒸して破砕します。

これと並行して行う作業があります。
お米を蒸して麹(こうじ)と酵母の力を借りてアルコールを作ります。
つまりお米のでんぷんを麹が糖に変え、それを酵母がアルコールにします。
説明を聞きながら見学していますが、まだ飲ませてもらえません。


  「 全国の酒屋さんが見学に来るそうです」    「こちらも発酵に使うそうです。ちなみにまだシラフ」

発酵したお米に先ほどの芋を加えさらに発酵させます。
10日間ほどかかるそうですが、その間、タンク内ではすっごい事が起こってます。


「スゴイっす!!ボコボコいってます!!煙も出てます!!」

発酵し終わったものをいよいよ蒸留します。
焼酎やウィスキー、ウォッカなどが蒸留酒、
日本酒、ビール、ワインなどが醸造酒と教わりました。
二人とも「ふん、ふん」とうなづきながら40分。
早く飲みたくて仕方ありません。


「1つの蒸留タンクに5トンも入るそうです」

そして説明を聞くこと1時間、
やっと蒸留直後のものを飲ませてもらえることになりました。ところがその味は!

以下は勝田アナウンサーのパーソナルページに続きます!!
   
 
    
前の記事を読む 次の記事を読む  

トップ > パーソナルトップ > プロフィールトップ > エッセイバックナンバー