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3月22日 |
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ワールドプロレスリング実況三銃士の闘魂コラム#69
〜世紀の一戦〜 |
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3月19日の両国国技館で曙のIWGPへの挑戦が決まった。
「早過ぎる」の声も多い中、現場監督の長州力が
決断を下したものだ。
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確かにここのところの曙のプロレス界での活躍は
注目に値する。
2月19日の両国ではIWGP王者のレスナーと
初遭遇を果たし観客をうならせた。
自分はリングサイドでリポーターとして
この試合を観ていたのだが、すぐ横のリングサイド席から
「曙やるなぁ」という曙を称賛する声が数多く聞かれたのである。
入場時こそ「曙ってどうなの?」「ちゃんと闘えるのか?」
といった半ば嘲りと失笑の声も聞こえた中
堂々と入場し、試合でレスナーとぶつかり合って
「闘うことで」観客の信頼を勝ち得たのである。
この空気を「機を見るに敏」な長州力が
見逃すはずはなかった。
長州力は観客の空気を巧みにつかんで
現在の地位を築き上げたといっても
過言ではないレスラーだからだ。
圧倒的な強さで新日本の台風の目に躍り出たレスナーだが
試合を重ねるごとに弱点とはいえないまでも
付け入る隙のようなものがあることもわかり始めた。
風は曙に吹いている。
WWEと新日本という2大プロレス団体で頂点を極めた
ブロック・レスナーと、大相撲で横綱の地位に上り詰めた曙
そして場所は大相撲の聖地「両国国技館」ときている。
150キロと220キロの体がぶつかり合う
だけでも想像を絶するのだが、
まさに「世紀の一戦」と呼ぶにふさわしい闘いが
すぐそこまで迫っている。
見ない手はない。
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