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9月22日 「別人です」


普段は朝の情報番組「やじうまプラス」の 芸能コーナーと
「ワールドプロレスリング」で 実況を担当している古澤ですが、
実は日曜日には海でこんなことをしております。

「ボート?いえいえヨットです」


去年の6月に母校のヨット部監督に就任し、
20人の高校生たちを指導しているのです。
早稲田大学の付属高校、「早稲田大学高等学院」のヨット部なのですが
ほとんどが素人、ですからおのずと指導はキビシイものになります。
見てください、この険しい表情、やじうまプラスのおちゃらけた古澤とは別人であります。

「ボートの上から指導します」


さらに古澤が今34歳で彼らが16〜17歳、僕の人生の半分しか生きていない。
そんな中で彼らに伝わる言葉を捜してタイミングよく伝える。
これが想像以上に難しいんです。時には怒鳴りつけ、
時には誉めて彼らのモチベーションが下がらないようにするのが
今一番の課題です。
その他に監督の役目というと練習メニューを決めたり、
個人の技術レベルを把握したり、
運営の為の資金をOB会から調達したり、学校との打ち合わせもやります。
全て監督の役目なのです。
高校生からは怖がられているし、休みはつぶれるしでもう大変です。
海はキモチいいですけど・・・

「高校生のときは気楽だったな〜」


まあ、僕もこうやって指導してもらえたから今の自分があるわけで、
もしかするとこの中からオリンピック選手が出るかもしれませんからね。
そうなったら女子マラソンの高橋尚子選手における小出監督みたいなもので
それを夢に描きつつ、今日も高校ヨット部のことで頭を悩ませているのであります。

   
 
    
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