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韓国を訪れて、まず戸惑うのは、韓国の車は右車線を走ることです。
車に乗っていると正面から車が来るんじゃないかと、最初はどうも落ち着きません。
アメリカやヨーロッパとは違って、それほど韓国は、街並みや車が日本とよく似ています。
そして、車は基本的に左ハンドルです。
タクシーに乗る場合は、車の右側から乗ります。
ワゴン車の場合は、スライド式の扉は、右側についています。
いつもの癖で、ロケ用のワゴン車に乗り込もうとして、何度、車の左側へ向かったことかわかりません。
扉がついていないことに気が付いて、反対側にグルッと回ることになります。
今回、韓国に「慣れた頃に帰国する」ということを、二度繰り返したので、かなり頭が混乱しました。
ロケ中にワゴン車に乗るとき、扉は右か左か、あるいは、自分で車を運転するときに、車線は右か左か、と一瞬考えます。
そして、何より驚いたのが、タクシーの乗り方です。
韓国のタクシーは、日本のようにドアは自動では開きません。
自分で扉を開けるわけですが、一人でタクシーに乗るのに、なんと前に乗り込む人がいるのです。
後ろには誰も乗っていないのに、前に運転手とお客さんが並んで乗っているタクシーを、あちこちで見かけます。
これは、日本人にとっては、なんとも奇妙な光景です。
タクシー話で言えば、もう一つ。
別のお客さんが乗っているタクシーを止めて、同じ方面であれば、相乗りしようすることも時々あります。
相乗りのほうが、一人あたりの運賃が安くなるからでしょう。
とはいっても、タクシーに乗っているときぐらいは、考え事をしたり、そっとしておいてほしいと思ったりもするものですが、韓国では必ずしもそうではないようです。
タクシーで助手席に乗ったり、別のお客さんのタクシーに相乗りしたりということからもわかるように、韓国人は日本人ほどシャイではないようです。
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