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6月3日 韓国を味わう(1)〜街にあふれる、妙な日本語〜

 
ソウルを歩いていると、やたらと日本語が目に付きます。
ソウル最大の繁華街、明洞(ミョンドン)などでは、おそらく英語(アルファベット)より、
日本語のほうが多いでしょう。

そして、そうした日本語の多くが、平気で間違っていることに、驚きます。

「りはっ」(「理髪」のこと)
「とんカシ」(とんカツ)
「らめん」(ラーメン)
「クーキあげます」(ケーキ)
「日本人がおいしいと を広める粥」(意味不明)
「オーストリシチ」(オーストリッチ、ちなみに「シ」が小さかったがコンピューターでは表示できない)

とにかく例をあげれば切りがありません。
なんとも滑稽で、街を歩いているだけで、思わずニヤニヤしてしまったり、なんとなくバカにされているようで、不愉快な気分にさせられたりします。

それも、思いつきで貼り紙をしたりするのではなく、デカデカと看板を作ったり、
ショーウィンドーにレタリングしたりしているのです。(つまり、もはや修正不能)
せめて、日本人に確認するなりすればいいのにと考えてしまいますが、韓国人はどうも違うようです。

「だいたい分かればいい」とでもいう感じなのか、多少の間違いは「よし」としているようにも見えます。
その点は、逆に、日本人が細かすぎるのかもしれません。

とはいうものの、日本にあふれる英語などにも、ネイティブの人から見れば、滑稽なものだらけであるのかもしれないことを考えると、ソウルの日本語をあまりバカにするわけにもいかないかもしれません。

   
 
    
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