久々の更新!しかも、夏休みも残りわずか!
そこで今回は、次回作の予告つきです。
まず、第3話は、熱狂のライブ!
サザンの大ファンである私は、サザンの茅ヶ崎ライブが行われている、まさにそのとき、ひとあじ違った、新鮮な感動をおぼえたのでした。
そして次回の予告。第4話は、ディズニーランドの話題。アトラクションの予約ができる新サービスに、明るいニュース班は、意外な盲点を発見しました。
「第3話 いま輝く! キューバのおじいさん」
8月20日午後6時・・・といえば、サザンの茅ヶ崎ライブ!
…のはずが、私は富山にいました。
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のライブ(日本初公演)が、まさに始まろうとしていました。「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」は、メインメンバーの平均年齢が70歳を超える(!)キューバのバンド。
人生の紆余曲折を経て、2年前、カーネギーホールを満員にし、ステージを見事、成功させました。
いよいよ、メインメンバーの登場!
まずは、ルベーン・ゴンザレス。80歳!「キューバの至宝」といわれる天才ピアニスト。
おっと!
いきなり歩く姿は、フラフラヨボヨボ。
足元がおぼつきません。腰も「く」の字に折れています。でも、そこがいいんです!
彼の姿を目にして、観客は拍手喝采。
なぜか、初対面なのに、愛着を感じてしまうんです。
そして、ひとたびピアノの前に座ると豹変します。10本の指の、そのしなやかな動きは、まさに「鍵盤で踊る」という表現がピッタリ。
しかも、ときおり、こっちを向いて、投げキッス。これはやられた。
人生の苦労と喜びが凝縮された、その音色には、思わずしびれます!
続いて、登場したのは、ボーカルのイブライム・フェレール。73歳!
「キューバのナット・キング・コール」の異名をとる彼は、ベレー帽がお似合いです。
12歳でお母さんを亡くし、孤児となって、物売りなどの仕事を転々としたそうです。
「生きていくなかで耐えることが多すぎて「歌はたくさんだ、何も得られない」と思ったんだ」と語るとおり、一時は歌から遠ざかり、数年間靴磨きをしていました。
なんといいますか・・・その艶のある声に、彼の人生がにじみでているんです。
彼らの音楽に、40代、50代のおじさん、おばさんたちも、若いファンと一緒に、リズムを刻んでいるのは、なんとも印象的。陶酔していました。
歌詞、言葉はわからないのに、やんわり、染み込むように伝わってきました。
みんなキラキラしているんです。ちょっとにぶい輝きではあるんですが、やさしさと慈愛でいっぱいなんです。
それに、ちょっぴりだけど、さびしさもただよっているから、なおさら、共感するというか、心を打たれるんです。そのやわらかい輝きに、いやされ、励まされるんです。
いいおじいちゃんたちだなぁ。かっこいいなぁ。
そういう年齢の刻み方をしたいものです。
映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」もあわせておすすめです(ちょっと退屈ですが・・・)。 |