減量を目指す人のために、専門家から新たなアドバイスが届きました。それは「睡眠を十分に取ること」と「犬を飼うこと」のふたつ。これらは、それぞれ米国のチームが研究によって効果を確認し、このほど北米肥満学会（NAASO）に報告したものです。睡眠についての研究を発表したのは、コロンビア大のスティーブン・ヘイムズフィールド博士ら。連邦政府が1980年代、大人1万8000人を対象に実施した健康調査のデータを基に、一晩の平均睡眠時間と肥満との関係を調べました。その結果、適切とされる7−9時間の睡眠を取っていたグループに比べ、6時間睡眠では23％、5時間睡眠では50％、4時間しか寝ていなかったグループは73％も、肥満になる確率が増大していたというのです。睡眠中はカロリー消費量が落ちるため、寝てばかりいると太ると思われがちですが、長く起きていれば食べる機会も増えます。また同博士らによると、最近の研究で、睡眠が足りないと体の食欲調節機能がうまく働かなくなることが分かってきたそう。睡眠不足によって、食欲を抑えるレプチンの血液中濃度が低くなり、逆に食欲を促進するグレリンの濃度は高くなることが報告されています。一方、「ダイエットするなら犬と一緒に」とアドバイスするのは、ノースウェスタン医科大のロバート・クシュナー博士。同博士らのチームは、ペットの犬と同時に減量を目指せば効果が挙がりやすいとの研究結果を報告。飼い主と犬の36組、人間のみ56人、犬のみ53匹を対象に、毎日20分以上の散歩とカロリー制限を勧め、1年間追跡調査をしたところ、犬の飼い主たちは単独で減量に取り組んだ人たちに比べ、わずかながら良い成果を示したというのです。全体の平均では人間が元の体重の約5％、犬が約15％の減量に成功。飼い主たちは口をそろえて、「減量を楽しむことができた」「犬も元気が良くなった」と話しているそうです。 ▲Page Top テレビ局WOIOのニュース番組で、女性キャスターがヌードで画面に登場し、大きな話題を呼びました。これは、有名写真家の撮影会に自ら参加し、レポートするという企画。番組は狙い通り、記録的な視聴率を達成しています。キャスターのシャロン・リードさんが取材したのは、集団ヌードの撮影で知られる米写真家スペンサー・チュニック氏が、ことし6月、クリーブランドで開いた撮影会。リードさんは遠くからの全裸姿と、ズームアップしたセミヌード姿で登場。番組の視聴率は17.1％に上ったそう。米国ではことし2月、スーパーボウルのハーフタイムショーで人気歌手のジャネット・ジャクソンさんが胸を露出して騒動となりました。WOIOはヌード映像の放映に当たり、事前に警告文を流すなど、細心の注意を払ったそう。放映時間は午後11時で、「不適切な映像」が禁じられている午後6時から10時の時間帯には入っていないことから、米連邦通信委員会（FCC）も「問題ないだろう」との見解を示しています。リードさんはこの取材について、「芸術についての重要なニュースと考えた」と説明。視聴者からもおおむね好意的な感想が寄せられたそうです。 ▲Page Top 少年への性的虐待容疑に問われている米歌手マイケル・ジャクソンが16日、契約違反で新たな訴訟を起こされました。疑惑の火付け役となった密着ドキュメントへの反論番組に携わったとされるJ・マーク・シャフェル氏は、ジャクソンに前貸した220万ドルの返済を含む300万ドルの支払いを求める訴訟を、ロサンゼルス地裁に起こしたのです。訴状によると、ジャクソンは同氏から借りた220万ドルを、買い物やエリザベス・テーラーらとの交際に遣っていたとか。反論番組は昨年フォックステレビで放映され、被害者とされる少年やその家族、ジャクソンの元妻デビー・ロウさんら登場し、ジャクソンの疑惑を否定する内容でした。検察当局は、こうした人々がジャクソンの側近から番組出演を強要されていた疑いがある、と表明しています。シャフェル氏は2002年、ジャクソンがレコーディングした米同時テロ被害者支援のチャリティーシングルで、エクゼクティブ・プロデューサーを務めていました。が、同氏が同性愛者のポルノビデオを制作・監督していた過去が新聞各紙に報じられ、大きな話題を集めていました。 ▲Page Top

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