「日本死ねブログ」をきっかけに国会でも議論が高まっている待機児童問題。
保育園に入れた方、入れなかった方。新年度を迎えて様々な思いがあると思います。
昨年7月に「アナウンス部ch.」でもママアナウンサー事情をお伝えしましたが、http://www.tv-asahi.co.jp/announcer/anach/2015/30.html
勿論、私達も保育園に預けられるか不安な中に保活(=保育園に入るための活動)をし、複雑な思いを抱えながら復職した経緯があります。
そこで、今回はテーマを『保活』に絞って「私達がどんな『保活』をしたのか」をお伝えすることで、少しでも皆さんの参考にして頂けたらと思いこのコラムを書くことにしました。
3月末時点で、ママアナウンサーとして復職しているのは
萩野志保子アナと堂真理子アナ、そして私武内絵美の3人です。
そして、佐分千恵アナウンサーと市川寛子アナウンサーがこの4月から復職しました。
- 堂アナ:
- 第一子、第二子ともに役所に足しげく通って、空き状況や通える範囲にある保育園を具体的に聞きました。認可保育園・認証保育園の見学会に参加して申し込みをしました。ただ、第二子の時は引っ越しも重なり、地域をまたいでの認可保育園への申し込みで非常に苦労しました。申し込みをする時点では引っ越しをしていなくて、復職する時期に引っ越し予定だったので、当時住んでいた地域に、他地域の保育園への申し込みをするという複雑なステップでした。
- 武内:
- 萩野アナは妊娠中からと早いですね。
- 萩野アナ:
- 最初はわからないことばかりでしたので、まず役所を訪れました。
わからないことの確認と、すべきことを整理するところから始めたという感じです。通える範囲の保育園を調べて、隣の地域の保育園の見学予約にもエントリーしました。それらがダメだったときも考え、会社近くや通勤途中駅の保育園の申し込み方法も確認しておきました。
- 武内:
- 私は産後4か月頃から息子と一緒に実際に保育園を見て回りました。認可・認証という違いだけでなく施設や環境、先生の雰囲気などが違うことを実感しました。堂さんのように申し込みが引っ越しと重なってしまったり、萩野さんのように隣の地域や通勤圏の保育園も視野に準備したり、資料を読んでもその申し込み方法で正しいのかどうか判断できないこともあります。実際に書類不備で保育園に入れなかった方もいるそうなので、自分のケースはどうなのか直接役所に問い合わせると良いですね。
- 萩野アナ:
- 園によっては、入園申込みに必須という見学の、その予約自体が数か月待ちで、入園申込みの期限に「見学」が間に合わない?!という状態のところもありショックを受けました。どこにも入れなかったらどうしようと、不安でした。
- 堂アナ:
- 認可保育園はほとんど空きがない状況で、早生まれの子供達にとって、1歳児クラスからの入園はとても厳しいということを感じました。共働きで2人ともフルタイムというのは最低条件で、それ以外に何か加点がないと難しいという現状にも驚きました。復職しなければならない現状と、子供を預かってくれる空きがない現状、どうしたら良いのか途方に暮れた時もありました。
- 武内:
- 私は保育園が理由で復職時期を変更しました。復職時期は一度しか変更できず、もうこれ以上変更は出来ないのだと焦ってしまうこともありました。また、○○だと有利だなど、真偽不明の噂を耳にして一喜一憂し振り回されることもありました。
「何が本当なのか」それには自分の目で見て、先輩ママに話を聞くことが一番だと私は思います。冊子などからは読み取れない安全性や生活面などは、実際に保育園を訪れて自分の目で見て確認するのが確実ですね。そして、その足で近くの公園に行ってみて、その保育園にお子さんを通わせているママに現状を聞いてみることで更に分かることもあるかもしれません。
噂話に左右されず、自分で手にした確実な情報をもとに行動する。それが心身ともに無駄の少ない「保活」をする秘訣かもしれませんね。